フリースブームの火付け役としても知られるアメリカのアウトドアブランドのパタゴニア。

4月25日(火)に同ブランドの日本で23店舗目の直営店となる「パタゴニア軽井沢」がグランドオープンする。

本記事では、同店のロケーションやラインナップアイテムについて詳しく紹介したい。

クライミングアイテムから食品まで

軽井沢駅北口徒歩1分の好立地でさまざまな人がアクセス可能な「パタゴニア軽井沢」は、東京駅から新幹線でわずか1時間。

木のぬくもりが感じられる見渡しの良い開放的なワンフロアの店内には、クライミングや登山、トレイルランニング、フィッシングなどのテクニカルウェアからライフスタイルウェアを展開。

さらに、キッズ/ベビー製品、「パタゴニア プロビジョンズ」の食品なども取り揃えている。

海外の建築家も愛されてきたロケーション

軽井沢北エリアの玄関口であるこのエリアには、1915~1960年草軽電気鉄道の新軽井沢駅舎があり、浅間山麓の高原地や草津まで繋ぐ鉄道があった。浅間山の麓の豊かな自然と、江戸時代からの中山道と宿場町、歴史的な建物や史跡も多く、キリスト教の異国からの文化、文学家や国内だけでなく海外の建築家も愛されてきた。

資料館やシアター上映も可能なイベントスペースにも

同店の浅間山と白樺を描いたステンドグラスには、パタゴニアの象徴でもあるフィッツロイカラーが明るく店内を照らし、これからともに歩む未来を連想させる。87坪の売り場スペースには軽井沢の多様な文化やそのストーリーが感じられ、同ブランドの原点を意味するティンシェッドルームには資料館やシアター上映も可能なイベントスペースにもなる。

©HIROSHI KUMAZAKI

©HIROSHI KUMAZAKI

自然環境と共生する木造建築

自然環境と共生するようデザインされた木造建築の同店は、環境への負荷軽減だけでなく、県産の資材(カラマツ、クリ、古木、鉄平石、浅間石など)を使用することで地域の環境建築の活性化を目指している。

日本の伝統的な木材の加工方法、釿(ちょうな)を取り入れ、荒々しくダイナミックな波状の削り肌は釿を振り下ろして打ちつけることで木材の表面を削りだしている。同店のファサード看板は、戦前80年以上前に建てられた古民家の解体から発生した松の古木を取り入れた。

©Patagonia, Inc

©Patagonia, Inc

フィルム上映&トークセッションを開催

また、6月17 日(土)には“「故郷である地球を救うためにできること」フィルム上映&トークセッション”を開催する。

同イベントは、パタゴニア・フィルム『The Monster In Our Closet|クローゼットの中の怪物』の上映後、ゲストを招いてのトークイベントとなる。

この機会に、木のぬくもりが感じられる「パタゴニア軽井沢」へ訪れてみてはどうだろう。

パタゴニア軽井沢
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東8-3
営業時間:11:00~19:00
定休日:年末年始、毎月第3水曜日

「故郷である地球を救うためにできること」フィルム上映&トークセッション
開催日:6月17日(土)
会場:パタゴニア軽井沢
参加費無料
定員:40名 ※要予約

(角谷良平)