ロングインターバルで45cm本命手中
「時合いかもしれないので再開しますか」と太郎さん。しかし状況に変化はなく、ボラのダンゴアタリは出るが、その後はさっぱりだった。
こんな状況が午後4時ごろまで続き「まさかボウズかも……」と思ったが、納竿までまだ2時間あるので大丈夫だろう。
「今まではインターバルが4~5分でしたが、一度10分のロングインターバルを試してみます」と太郎さん。エサはサナギの1個掛け。
5分が過ぎ、6分、7分と異常なし。そして8分が経過したところで、サオ先にフワッと前アタリが出た。ボラのスレアタリかと少し待っていると、やがサオ先を押さえ込む本アタリ。これをアワせると、ガツンときた。
姿を見せたのは45cmのクロダイ。「ロングインターバルが功を奏しましたね」と笑顔。
年無し筆頭に入れ掛かり
しかし次投はアタリなし。そこでエサをオキアミ2匹の抱き合わせで投入すると、今度は5分ほどでヒット。先ほどより明らかに重量感のある引き。「これは少しマシか」と言いながら引き寄せたのは、51.5cmの年無しクロダイだった。
さらに午後5時30分すぎには、ダンゴをやめ、オキアミの抱き合わせでゆっくりオモリなしで落とし込む。「この時間帯はこの釣りが有効なんです」と太郎さん。
その言葉通り、エサが着底して穂先にテンションが乗った瞬間にサオ先がズボッと海中へ突き刺さるすごいアタリが出た。上がったのは48cm。続いて同じようにボケで落とし込むと、これまたすぐに46cmがヒット。まさに入れ掛かり状態となってきた。
「まだ気配ムンムンであと1、2匹は釣れそうですけど、どうします」と太郎さん。だが午後6時まであと3分だったので、もうこれで十分と納竿となった。神前浦では、今後も順次乗っ込みの群れが入り、大型交じりで楽しめそうだ。
<週刊つりニュース中部版編集部/TSURINEWS編>
盛福丸渡船