高島屋の「デニム再生プロジェクト」から初の製品化、「レッドカード トーキョー」の新作デニムに
(画像=『SEVENTIE TWO』より引用)

高島屋は、「デニム再生プロジェクト」から初めて製品化を実現したアイテムを4月12日から販売する。2022年4月に初めて「デニム回収キャンペーン」を実施し、役目を終えて回収したデニムが、今春に「レッドカード トーキョー(RED CARD TOKYO)」の新作として生まれ変わり、「デニム再生プロジェクト」の製品化第1弾として、販売される。

髙島屋がサステナブルな循環型社会の実現を目指す取り組み「Depart デパート de デ Loop ループ」。その取組みのひとつが、消費者から回収したデニムをアップサイクルする「デニム再生プロジェクト」だ。購入店・ブランドを問わず回収されたデニムは、クラボウ(倉敷紡績)のアップサイクルシステム「ループラス(L∞PLUS)」を通して再生・加工される。「ループラス」とは、繊維製品の生産工程で発生する端材をクラボウ独自の開繊・反毛技術で再資源化し、様々な製品へとアップサイクルする取り組みで、2017年から展開している。様々な端材を混ぜ合わせるため、独特な杢調を表現できる新しいエコファッション素材で、デニム素材をはじめ、ニット素材などへ広がっている。

今回の「デニム再生プロジェクト」製品化第1弾は、再生コットンを6%使用し、「レッドカード トーキョー」のアイコンシルエット「30th Anniversary」「Liberty」をベースとしたオリジナル製品となっている。また、「レッドカード トーキョー」のプロデューサーであり、デニムのスペシャリスト、本澤裕治氏が監修として携わった。

「レッドカード トーキョー」のデニムはリアルヴィンテージのように立体感が感じられる加工が特徴的である。2009年のブランドデビュー以来こだわり続けているデニムの加工は、日本の職人たちにしか表現することができない繊細なクオリティーになっている。こだわりの詰まった日本のデニムを海外にも伝えたいという想いから、発信元が日本であることが一目で分かるよう、 2021年12月にTOKYOという都市名を加え、「レッドカード トーキョー」とブランド名を変更した。

高島屋は、販売開始に伴い4月12日から26日までデニム回収キャンペーンを開催する。昨年の同キャンペーンでは、約1,611キログラムのデニムパンツを回収した。今後も、役目を終えたデニムを店舗で回収し、アップサイクルした再生デニムを髙島屋の店舗で販売をする予定だ。

文・平野智香/提供元・SEVENTIE TWO

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