#ワークマン女子の狙い

#ワークマン女子の狙いについて、同社広報部の林知幸部長は「客層を広げるため」と語る。現在、ワークマン内での女性向け商品の売上比率は10%未満。女性が男性用商品をユニセックスとして利用しているケースもあるが、将来的には売上構成比40%を目指す。林部長は「WORKMAN Plusを含めたワークマン店舗全体では、1店当たりの初年度売り上げは平均1億4000万円ほど。ワークマン女子で平均2億、特に1号店で4.5億円を狙っていきたい」と意気込みを語る。
 

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女性向け製品の開発と子ども向け製品拡充のためのリサイズに取り組んでいく(写真=BCN+Rより引用)

また、店名に「#」が付いているのは、「SNSの影響力を実感しているから」だという。「そもそも、2016年に“イージス”などのブランドを立ち上げた際も、作業用に作っていたウェアが、ライダーの間で防寒具として重宝されている様子などをSNSで発見したことがきっかけ。18年のWORKMAN Plusもその流れからきている。20年のワークマン女子も話題にしていきたい」(林部長)。
 

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“映えそう”な展示も各所に見かける(写真=BCN+Rより引用)

作業用品がないのに“ワークマン”と名付けられている理由を尋ねると、「ワークマンには、安くて高機能というイメージがある。これを一つの機能としてとらえ、安くて高機能な女性向けの服が売っている、というイメージで店名をつけた」と回答があった。ワークマンが培ってきたプロ向けの技術を一般の人にも親しんでもらいたいという思いも込められているという。

#ワークマン女子は、当初は1店舗だけのコンセプトストアという位置づけだったが、注目度の高さを受け、全国展開を決定している。作業用品を扱わない一般客向けだけの店舗の名称を「#ワークマン女子」に統一し、路面店を中心に10年間で400店舗を新規出店する計画だ。現在は、女性用製品の充実と人気製品のジュニアサイズ化を進めているため、次の出店は来春になるという。

オープン時にはキャンペーンや数量限定の“映える”紙袋の配布などを実施する予定。桜木町駅の近くに来た際には、足を運んでみるとワークマンの印象が変わるはずだ。

提供元・BCN+R

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