今年3月に名古屋・東京で開催されたデジタルアート美術展「出現画廊 其ノ参」の公式図録『出現画集 其ノ参』の受注販売が決定。現在、クリエイターズマーケット「BOOTH(ブース)」にて注文を受け付けている。

また、原宿の「Anicoremix Gallery(アニコリミックス ギャラリー)」では、「出現画廊」とのコラボ展を4月16日(日)まで開催中だ。

新鋭の感性を持つクリエイターたちの作品は、固定概念を覆すインパクトを与えてくれるかもしれない。

各審査員賞、ノミネートに選出された81名の作品を掲載

公式図録には、「出現画廊其ノ参」出展者の中から各審査員賞、ノミネートに選出された作品を見開き掲載。

イラストレーションアワード「出現画会」にて、MITSUME賞を受賞した佐久間友香氏、藤ちょこ賞の帳はるをし氏、吉田誠治賞のNeg氏、DMM TV賞の小夜子氏など計81名の作品が掲載される。

表紙は、同アワードで大賞を受賞した、韓国で活動するイラストレーター兼漫画家のZQ氏の作品。躍動感ある構図や前後を想像させるストーリー性などが評価された、時間をかけて眺めたい逸品だ。

公式図録の価格は3,000円で、配送まで2~3か月ほど要する可能性があるとのこと。なお、「BOOTH」では、過去の「出現画廊」公式図録『出現画集 其ノ壱』『出現画集 其ノ弐』も各3,000円にて販売している。

「出現」をテーマに、時代性を持ったアートを展示

原宿の「Anicoremix Gallery」では、「出現画廊」とコラボして企画したグループ展「The ENTER」を開催中。参加クリエイターの中には、ZQ氏をはじめ、apapico氏やKaylee Koo氏、寿なし子氏やfracoco氏など、『出現画集 其ノ参』に掲載されるクリエイターも数多くいる。

応募されたすべての作品に共通するテーマは「出現」。これは、自身の中から湧き出るインスピレーションを創出する行為であり、既存の概念から新たな価値観・文脈を切り拓くアプローチでもある。

今回は、そうした新鋭の感性を宿した作品の中から、特に現代にはたらきかける時代性を持ったアートを選出。来場者は、さまざまな視点や感性が織りなすアートたちの出現を目撃することになるだろう。

「The ENTER」では、アートを通じて現代を捉え、新たな時代への指標を見出せるかもしれない。そして、同展に参加しているクリエイターの作品を含む『出現画集 其ノ参』は、未来へ向かう自分にインパクトを与え続ける1冊となるだろう。

『出現画集 其ノ参』

The ENTER
会場:Anicoremix Gallery
所在地:東京都渋谷区神宮前4丁目28-1 カトル・バン原宿 B1F
展示期間:開催中~4月16日(日)
開場時間:13:00~19:00
※最終日4月16日(日)は17時閉場
定休日:木曜日

(Higuchi)