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イースター当日の過ごし方
まとめ

イースター当日の過ごし方

こうして悲しみを様々な形で表現した末にやっと訪れた日曜日が、イースター当日です。心の準備が十分できていればいるほど、イースターの喜びもひとしおです。

イースターの日曜日は、のんびり過ごすブランチタイムが人気。子供がいる家庭はこの日にイースターネスト探しを楽しみます。庭にカラフルな卵やお菓子を入れた鳥の巣形のかごを隠し、ワイワイと探す様子はまさに春の風物詩。おもちゃやプレゼントを隠す家庭も多く、第二のクリスマスのように子供たちはプレゼントを喜びます。

イースターを準備するには?オーストリアの復活祭前の習慣
(画像=<イースターネスト>、『たびこふれ』より引用)

大人たちの間でプレゼントを贈る風習はあまりありませんが、イースターのために特別に準備されたハムやケーキをゆったりとした気持ちで食べるだけでも、祝祭的な気分が高まります。

この日にミサに出かける人も多く、四旬節の間布で覆い隠されていた祭壇を久しぶりに目にすることで、キリストの復活を実感する人も多いようです。翌日の月曜日も祝日のため、ゆったりとした気持ちでイースターと春の訪れを楽しむことができますね。

まとめ

オーストリア人にとって、イースターはその日限りのお祭りではなく、4週間かけて心の準備を整えることで、一層春の訪れを喜ぶことのできる日です。宗教的な背はあまり気にせず、伝統や風習として行事をこなす人が多く、生活に根差したお祭りとなっています。

春の訪れをより一層喜び、家族みんなで気持ちを盛り上げていくイースター。春の訪れを喜ぶ気持ちは、古今東西変わらないのですね。

文・写真・ひょろ/提供元・たびこふれ

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