スイスの腕時計ブランド「Louis Erard(ルイ・エラール)」が、ブランドの中心的なシリーズである「アーティスティッククラフトライン」の新型を発表。日本では4月より発売をスタートする。
腕時計を芸術の域にまで昇華した、注目の新作について紹介していこう。
新作は、寄木細工を文字盤に使用した芸術性の高いモデル
今回新たに誕生した「Excellence Marqueterie Dial(エクセレンス マルケトリーダイアル)」は、日本でも馴染み深い寄木細工の手法を文字盤に用いた芸術性の高いモデル。
バスティアン・シュバリエ氏が文字盤を制作
寄木細工の文字盤は、スイスで活躍する職人、バスティアン・シュバリエ氏が作り上げたもの。
着色し、精密にカットされた70ピース以上の木片を組み上げ、騙し絵を彷彿させる立体的なモチーフを描き出した。
シュバリエ氏は、家具職人としての見習いを終えたあと、さらにスイスの家具職人による6年にわたる指導をうけ、寄木細工の技術を習得。現在はサント・クロアで寄木細工の職人として活動している。
これまでダビドフのシガーボックスや、リュージュのオルゴール、ビアネイ・ハルターの時計などに作品を提供しているほか、国際的な賞も受賞。
見本市やアートギャラリーで展示会を開催する彼の作品は、日に日にその名声を高めている。
シリーズの特徴やブランドカラーも盛り込んだ時計
42mmのステンレススチールケース、もみの木をかたどった青焼きの針とリューズは、シリーズに共通するディティール。
ルイ・エラールブルーに着色された裏ガラスからは、装飾されたムーブメントが覗く。ムーブメントには、自動巻きの「SW261ー1」を採用した。
ストラップはクイックチェンジ式で簡単に交換することが可能だ。
スイス製高級時計に、希少な職人的技術を施した「アーティスティッククラフトライン」。
ルイ・エラールのディレクターであるマニュエル・エムシュ氏が訴える“本当に価値のあるアフォーダブルな時計”を具現化した新モデルは、多くの愛好家の注目を集めそうだ。
エクセレンス マルケトリーダイアル
価格:759,000円(税込)
本数:99本限定
ルイ・エラール公式サイト
(IKKI)