2020年に発売した「ミリタリーType1940」。お陰さまでイギリス軍タイプは既に完売し、ドイツ軍タイプの在庫も残りわずかとなったため、この度モデルチェンジを実施。6月3日の発売に先駆けて、現在クラウドファンディング「ウオッチメーカーズ」で25〜15%OFFの特別価格にて先行予約の受け付けを開始した。そこで、詳しくはクラファンをご覧いただくとして、ここではどこがどう変わったのかを簡単に紹介させていただきたい。

【こんな感じにモデルチェンジしました】40年代の英陸軍向け軍用時計を再現した最新作の先行予約を開始|OUTLINEニュース no.71
(画像=新作のミリタリーType1940。(左)Ref.YK20231-12(イギリス軍タイプ)、(右)Ref.YK20231-60(ドイツ軍タイプ)。SS(38mm径)。5気圧防水。手巻き(Cal.TY2705)。4万7300円(組み立て日本),『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 ミリタリーType1940は、イギリス軍に制式採用された通称“ダーティダース”と、ドイツ空軍の爆撃機のナビゲーター用に作られた“Bウオッチ”。この二つの歴史的な軍用時計を再現したモデルである。

 前作はシチズン・ミヨタのスモールセコンド付き自動巻きムーヴメント、Cal.8245を採用したが、今回は新たに自動巻きではなく手巻きスモールセコンド付きムーヴメントを採用している点が大きな違いである。

【こんな感じにモデルチェンジしました】40年代の英陸軍向け軍用時計を再現した最新作の先行予約を開始|OUTLINEニュース no.71
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 上の写真で左が最初のモデルで右が今回の新作である。1940年代の軍用時計の傑作、通称ダーティダースをモチーフにした基本デザインは同じだが、全体の雰囲気はさらにクラシックで落ち着いた雰囲気に仕上げている。そして最大の違いは、6時位置のスモールセコンド(秒針)と時間調整用のリューズの位置である。

 日本の汎用自動巻きムーヴメントには6時位置にスモーセコンドを備えた機械が無いため、旧タイプはスモールセコンドの位置を軍用らしく6時位置にするためにムーヴメントを10度右回転させて使っている。そのためリュースが4時半位置となっていた。

 それが新作では、元々6時位置にスモールセコンドを備えている手巻きムーヴメントを使うことで、リューズの位置を解消。さらにスモールセコンド自体も当時のように大きくデザインできるようになるなど、1940年代当時の本来のスタイルが再現できたというわけだ。そのため全体の落ち着いた雰囲気と大振りスモールセコンドによって軍用デザインの完成度がより高まった点が大きな魅力だ。

申し込に者全員にNATOベルトをもれなくプレゼント!

【こんな感じにモデルチェンジしました】40年代の英陸軍向け軍用時計を再現した最新作の先行予約を開始|OUTLINEニュース no.71
(画像=軍用らしい濃いグレーと光沢のあるカーキと、この2種類のNATOベルトから選べる!,『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 冒頭にも触れたが、クラウドファンディングサイト“ウオッチメーカーズ”において現在先行予約を受け付け中だ。30本限定ながら早割特典として20%OFFの3万円台と大変お買い得になっている。しかもクラウドファンディングだけの特別特典として、NATOベルトをプレゼントしている。トップに掲載する筆者が着用した写真のように、付け替えると軍用っぽさがグッと強まり、革ベルトはまた違った雰囲気が楽しめるため、ぜひチェックして欲しい。

提供元・Watch LIFE NEWS

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