化学工場で働いていた成田
この時、成田は名古屋の化学工場で働くようになって約7年。「男闘呼組に対する想いとか情熱」もあったが、自身も再始動に参加することは断ったという。そんななか、2019年7月にジャニーズ事務所創業者・ジャニー喜多川氏が死去。同年9月、成田は久しぶりに上京してお別れ会に参列した際、岡本と27年ぶりに対面。その後、成田は前田とも再会し、カラオケにも行ったそうだ。岡本もまた成田とカラオケへ行き、男闘呼組の曲を歌わせてみたところ「めちゃめちゃ上手かった」「当時の歌よりも渋みが増して、『この歌声いけるかもしれない』と思っちゃった」らしい。
その後、20年8月にまずは「遊び」でスタジオに4人が集結。岡本は、この演奏時に「『もうこれは絶対いける』と思った。どんどん先が見えてったんですよね。男闘呼組が再活動して、コンサートしてるイメージがぐわってきた」という。以降、迷い続ける成田に対し、岡本も熱く誘い続けていたとか。成田は、お世話になっていた会社の社長の理解もあり、最終的には岡本の熱意を受け止め、再始動を決断できたそうだ。
昨年行われた再始動後のライブに参加したという40代女性はいう。
「私は小学生の頃に光GENJIにどっぷりハマって、当時は男闘呼組にはまったく興味がなかったが、再結成のニュースをきっかけにネットで動画をみたりしているうちに気になり始め、友人を誘って昨年のライブを見てから、完全にハマってる。うまく表現できないが、とにかく渋カッコいい。ちなみに私はメジャーデビュー前からSnow Manにもハマっているが、両グループの共通点はと聞かれると、ちょっと思い当たらない」
こうして再始動まで30年近くの年月が経った男闘呼組。その分、メンバーも並々ならぬ思いでステージに立つため、その姿がいっそうファンを惹きつけるのかもしれない。
(文=Business Journal編集部)
提供元・Business Journal
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