ダイソーとUGREENのカーチャージャーの性能を比較!

それでは、ダイソーとUGREENのカーチャージャーを実際に車に接続して使用感や性能を比較してみましょう。

今回使用する自動車のシガーソケットは「12V(最大15A)」対応です。また、実験に使用したUSBチェッカーは、QC3.0やpd3.0にも対応するMakerfireのUSB Type-A&Type-C対応製品です。

最初に、ダイソーのカーチャージャーから実験してみます。こちらは本体が縦に長く、実際にシガーソケットに挿すとちょっと戻される感じがして、やや飛び出した感じになります。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=ダイソーの製品をシガーソケットに装着してみましたが、奥まで挿すとちょっと戻る感じになります。きちんと刺さると青いLEDライトが光りますが、本体が長いので、だいぶ飛び出しています(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

まず、Androidスマホ(OPPO Reno5 A)をUSB Type-Aで充電してみたところ、USBテスターでは5.20V/1.937Aで約10wという結果になりました。

次にUSB Type-Cで計測しましたが、こちらも5.2V/1.93A(約10W)とType-Aとまったく同じ数値でした。いずれも2Aを超えていませんが、まずまずの性能でしょう。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=OPPO Reno5 AをUSB Type-Aで充電してみたところ、USBテスターでは5.20V/1.93Aで約10wという結果になりました(上写真)。また、Type-C接続でもまったく同じ数値でした(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

次に、レノボの11インチタブレット「Lenovo Tab P11 Plus」でもUSB Type-Aで充電してみましたが、きちんと「急速充電中」と表示されていました。

Lenovo Tab P11 Plusは急速充電対応ですが、自宅で充電するときUSBケーブルやACアダプターの性能が低いと5V/0.5A程度になり、「低速充電中」と表示されることが多いので、これなら十分な性能だと言えるでしょう。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=レノボのタブレット「Lenovo Tab P11 Plus」も、ほぼ5V/2Aで充電できたので「急速充電中」と表示されていました(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

続いて、iPhone Xでは純正のLightningケーブルを使用して計測してみました。こちらは、画面が消えているときは5.19V/0.7A程度、画面を表示した状態では5.18V/1.15A(約5.94W)という結果になりました。

Androidスマホと比べるとやや低めの数値となりましたが、Apple純正ケーブルがボトルネックになっているのかもしれません。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=iPhone XをLightning−USB Type-Aで接続してみました。画面が消えていると5.18V/0.8A程度、画面を表示した状態では5.18V/1.15A(5.94W)で充電されていました(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

最後に、USB Type-AとType-Cの2ポートで、スマホとタブレットを同時に充電してみました。いずれも「急速充電中」とは表示されませんでしたが、「低速充電中」とも表示されなかったので、おそらく5V/1A程度で充電できていると推測されます。

330円という低価格のカーチャージャーですが、2ポート同時充電にもきちんと対応していることが確認できました。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=レノボのタブレットには「急速充電中」とも「低速充電中」とも表示されなかったので、おそらく5V/1A程度で充電されていたと推測されます(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

続いてUGREEN「PD Car Charger」を車のシガーソケットに装着してみます。こちらは、ダイソーの製品と違い奥までカチッと挿すことができます。

しかし、筆者の車のシガーソケットはフタを上に跳ね上げるタイプ。本体が短いUGREENを奥まで挿してしまうと、フタがUBSポートにかかる感じになるので、むしろ本体が長いダイソーのほうが使いやすいと感じました。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=UGREENは短いのでスマートな印象ですが、筆者の愛車のシガーソケットはフタが上に跳ね上げるタイプなので、そのままでは、フタでUSBポートが塞がれてしまうのがやや不便でした(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

UGREEN「PD Car Charger」でAndroidスマホをUSB Type-Aで充電してみると、9.06V/1.17A(10.58w)という数値が表示されました。

続いてType-Cで接続したところ、9.06V/1.21A(10.93w)という結果になりました。多少の誤差はありますが、いずれも同等のスピードで高速充電が可能です。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=AndroidスマホをUSB Type-Aに充電してみたところ、9.06V/1.17A(10.58W)、Type-Cでは9.06V/1.21A(10.93w)という結果になりました(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)
ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=Androidスマホ(OPPO Reno5 A)にUBS Type-Cで接続したところ、しっかりと「高速充電中」と表示されていました(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

次に、iPhone Xを純正のLightningケーブルを使用して計測してみたところ、5.01V/0.72A(3.61W)という結果になりました。

やはり、Apple純正ケーブルの性能では、A数があまり上がらないようです。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=iPhone Xを純正のLightningケーブルを使用して計測したところ、5.01V/0.72A(3.61W)という結果になりました。Androidスマホやタブレットに比べると、充電にやや時間がかかりそうです(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

最後に、Androidスマホとタブレットを2ポート同時に充電してみました。やはり、1ポートのときと違って「急速充電中」と表示されなかったので、おそらく5V/1A程度での充電になっているのでしょう。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=UGREEN「PD Car Charger」で2ポート同時充電してみました。スペック上は5V/4.8A(24W)まで対応するはずですが、残念ながらスマホもタブレットも「急速充電」とは表示されませんでした(筆者撮影),『オトナライフ』より 引用)

まとめ

いかがでしょうか? 今回はダイソーの5V/3.1A高速充電カーチャージャーと、UGREENの「PD Car Charger」を比較してみました。

実際に接続して計測してみると、ダイソーは最大5.2V/1.92A(10W)でしたが、UGREENは最大9.06V/1.21A(10.93W)という結果になりました。

結局、スマホやタブレットを車内で充電する限り、UGREENとダイソーでは1Wほどの差しかなかったので、価格差が4倍もあることを考えれば、ダイソーのカーチャージャーのほうがコスパに優れていると言えるでしょう。

ただし、UREENは最大12Vまで対応できるので、QC3.0やPD3.0といった高速充電規格に対応する機器を充電するときは、さらに大きな差が出るかもしれません。

ちなみに、カーチャージャーに限らず、スマホやタブレットを高速充電するときは、PD3.0やQC3.0といった規格に対応するAnkerやUGREENといったメーカー製の高性能なUSBケーブルを利用してください。

安いものや古いUSBケーブルを使うと、そこがボトルネックになって、本来の充電スピードが出ないことがありますよ。

ダイソーの330円「高速充電カーチャージャー」価格差4倍のUGREEN製品と実際に比較 – その結果は!?
(画像=今回の実験では、UGREEN製の「3A急速充電」に対応するUSBケーブルを使用しました。高速充電したいときはUSBケーブルも高品位な製品を選ぶべきでしょう(画像はAmazon公式サイトより転送),『オトナライフ』より 引用)

文・すずきあきら/提供元・オトナライフ

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