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川崎フロンターレのゴール裏に陣取るサポーター団体は今月5日、YBCルヴァンカップの浦和レッズ戦後に横断幕を掲出。吉田明宏代表取締役社長の事業方針に対する抗議の意思を示しているが、あるスポンサーの投稿内容も話題を呼んでいる。
川崎のサポーター団体『川崎華族公式』は「地域密着は後回し。功労者は次々と辞めていく。吉田、富士通体制の事業方針はこのままでいいのか?」、「PwCさん、地域から愛されるフロンターレへ導いてください」、「どんな時も俺達は鬼木フロンターレを後押しし続ける」と書かれた横断幕を掲出。
公式ツイッターアカウントを通じて「本日の試合後、吉田社長の事業方針に疑問を呈する横断幕をGゾーンに掲出しました。 先人たちが大切にしてきた『地域密着』という基本理念が軽視されていると感じているからです」と声明を発表している。
そんな中、川崎のスポンサーである『のぞみ医療株式会社』の角田麻人CEO(最高経営責任者)が5日深夜に自身のツイッターアカウントを更新。川崎華族公式の投稿を引用リツイートした上で、「川崎フロンターレをスポンサードして、6年目になる。最初の頃は営業さんが必死に地域の企業さんに応援して欲しいと足を運んでくれて契約してきた」
「優勝し始めてからだろうか。フロンターレの営業さんは来なくなり、メールのみでの更新依頼。僕ら川崎の中小企業も川崎フロンターレを支えてる自負がある」と、クラブスタッフによる対応の変化を告白。
「地域企業やサポーターをないがしろにするチームに未来は無い。 優勝してるから偉い訳じゃない。僕らは地域の夢にスポンサードをしてるんだ。もう一度、成り立ちや地域の応援してくれてる人達のことを思い立ち返って欲しい。川崎フロンターレは僕らの夢なのだから」と、クラブの姿勢に疑問を呈している。
この角田CEOの投稿は瞬く間に拡散。「これはかなりの衝撃…」、「スポンサーに対して本当に失礼」、「寂しいし不誠実だなあ…」、「スポンサーにSNS上でこの様な発信をさせてしまう状況まで行っていたのか」と、落胆の声が噴出。「他のクラブも他人事ではない」、「どこのクラブでも起こるかもしれないし決して疎かにしてはいけない大切なこと」と、他クラブのサポーターも危機感を募らせている。