神戸市中央区にある「Stage Felissimo(ステージフェリシモ)」内のレストラン「Sincro(シンクロ)」は、5月17日(水)より、異なるジャンルの2人のシェフが考案した新コースメニューを開始する。

シェフたちの独自の発想で生まれたユニークな料理は、これまでの食の概念を覆すかもしれない。

ジャンルにとらわれず、次世代の食を探求する「Sincro」

同店は、「神戸開港150年記念プロジェクト 新港突堤西地区 再開発事業」として神戸の新しい賑わいを創出するウォーターフロントに今年1月にオープン。神戸港と異国情緒漂う旧居留地をつなぐ新港町に位置し、窓からは神戸大橋や神戸港を往来する船舶を眺められる。

同店のメニューは、期間限定のコース料理のみ。異ジャンルのシェフがレシピを共創し、コースごとに異なるジャンル・カテゴリーの料理を提供しながら、22世紀の食カルチャーの探求に挑戦する新しいスタイルのレストランだ。

ここでエグゼクティブシェフを務めるのは、北川理映子氏。辻調グループ校エコール・辻・東京 日本料理専門カレッジで18年間勤務、日本料理アカデミー主催 日本料理ワールドコンペティション2019年近畿大会優勝などの経歴を持つ。

イタリアンと和食のコラボ、地元食材を味わうコース料理

5月17日(水)に始まる新コースメニューは、それぞれ独自の発想で日本の食材を活かした料理を創造し続けてきた2名のシェフが考案。兵庫県産の食材で、次の100年の新しい定番料理を目指すユニークなコース料理を提供する。

料金は、ペアリング5,500円を含み22,000円。コースは18時から一斉にスタートするため、予約時間に遅れた場合、すべての料理を用意できない場合があるとのことだ。なお、ドレスコードはスマートカジュアルを推奨している。

世界でも活躍する2名のシェフ・坂本健氏×林亮平氏

シェフのひとりは、京都・岡崎のイタリアンレストラン「cenci(チェンチ)」の坂本健氏。

複雑な構成ながら味わいはシンプルに、素材感をきちんと感じられる皿である事を大切にしているシェフだ。同氏は、「Chefs for the Blue(シェフス フォー ザ ブルー)京都」のリードシェフ、NPO法人TOMORROW「あしたの畑」設立メンバーでもある。

もうひとりは、東京・青山の日本料理店「てのしま」の林亮平氏。

京都で習得した日本料理の技法、海外で磨いた知見と感性をもって郷土“せとうち”と向き合い、自らのルーツである香川県“手島(てしま)”を目指している。同氏は、日本料理アカデミー正会員であり、「食文化ルネッサンス」および「Chefs For The Blue」のメンバーだ。