すばらしすぎる彫刻と建物の数々

天井に施された彫刻の数々も、見ものです。1300年台のインドは、中東からイスラム教徒が攻め入りたくさんの史跡や書物が破壊されたといわれています。現存する美しい彫刻は、いったい今まで何人もの人間を上から眺めてきたのでしょうか。そう思うと、切なくなり、見ている建物が一層キラキラして見えてきます。

修復がまったくない、当時のままの外壁です。この美しい青は西インドならではで、涼しさを演出するためだったとか。又、この城砦の中の至るところに貯水池を備えているため「水の砦」とも呼ばれていたそうです。砂漠のイメージが強いラジャスタンで、この青も水も、まさにここはオアシス的場所だったのでしょう。
歴史好きにはラジャスタン州巡りがおすすめ
ラジャスタン州は他にもジャイプル、ジョードプル、ジャイサルメル、ウダイプルと、古き時代のインド建築物が当時のまま残っています。特に植民地になる前までのインドを知ることができるのは、貴重な体験だと思います。
ぜひ、歴史を知ってから、訪れてみてください。あなたの耳にもきっと当時の民の声が聞こえるかもしれません。
文・写真・田澤ともき/提供元・ たびこふれ
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