すでにオシッコはすべてリサイクルして飲料水に
日本人宇宙飛行士・油井亀美也さんが現在滞在中のISS(国際宇宙ステーション)だが、ここではすでにオシッコを蒸留して飲料水として再利用している。ISSでは水がとても貴重なものであることは言うまでもない。汗になって衣服に吸収されるなどして水の総量は徐々に減るものの、再利用しながら大切に使うことで宇宙飛行士1人あたり1年間70リットル程度の水でまかなえるといわれている。油井さんとともに現在ISSに滞在しているアメリカ人宇宙飛行士のスコット・ケリー氏は、1年間もの長期にわたり滞在することから、蒸留された尿を合計で730リットル飲むことになると試算され、別の意味で(!?)話題になっている。
先の8月19日に種子島宇宙センターから打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機だが、積まれた補給物資の中には600リットルもの水が含まれていた。これまで一度に補給した水の量としては最大だということだ。
また、最近ではISS内で栽培したレタスが実際に宇宙飛行士たちの食卓にあがったり、宇宙専用のエスプレッソマシンで煎れたエスプレッソコーヒーを地球を眺めながら賞味できたりと、ISS内の“食事情”もいろいろ変化を見せている。火星旅行が実現した未来に、宇宙船ではどんな“機内食”が提供されるのだろうか。
参考:「Mirror」「Science Alert」、ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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