近場では当たりなし

釣り開始からしばらくはエサ取りの反応すら乏しく、ファーストフィッシュはフグ。

数日前に釣行した際には、マダイ混じりで魚からの反応が多く得られたものの、この日は静かで厳しい状況です。たった数日で、状況がガラリと変わってしまうのも、乗っ込みシーズンらしさを感じます。

魚が警戒しているのではないかと考え、仕掛けを流すのは普段よりやや遠目の位置。近くには寄ってこなくても、遠くにクロダイがいると信じて、コマセと仕掛けの投入を繰り返します。

堤防フカセ釣りで43cm乗っ込みクロダイ手中【静岡・清水港】産卵本格シーズン到来かコマセと仕掛けの投入の繰り返し(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

潮流れると43cmクロダイ顔出し

13時を過ぎたころ、ようやく潮が緩やかに流れ出しました。

すると、沖を流れていたウキが突如として凄まじい勢いで消し込み、穂先までひったくる強烈なアタリ。

やり取りの最中は、マダイかと思わせるほどのパワフルな引きでぐいぐいと泳ぎ回ります。ロッドを立てて、耐えているとようやく魚が落ち着いて攻守交代。

海面に見えたのは、乗っ込みらしい綺麗な本命クロダイの姿。タモ入れの瞬間まで粘り強く抵抗した元気なクロダイでした。

サイズは43cmとまずまず、それ以上に体高と体色のどちらも素晴らしい魚です。卵を抱えているようで、お腹がぷっくりと膨れているのが確認できました。

堤防フカセ釣りで43cm乗っ込みクロダイ手中【静岡・清水港】産卵本格シーズン到来か体高と体色のどちらも素晴らしい43cmクロダイ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

最終釣果と今後の展望

ここから追加…といきたいところでしたが、残念ながらアタリが続かず時間だけが過ぎていきます。結局、最初の1枚のみでコマセが切れてしまい、今回は潔く納竿としました。

釣果は1枚と寂しい結果となったものの、乗っ込みらしい本命をキャッチできました。非常にパワフルで引きを楽しませてくれたクロダイに感謝です。

撮影後はタモを使って丁寧にリリース。タモの中で元気に泳ぎ回るほど力強い魚でした。

堤防フカセ釣りで43cm乗っ込みクロダイ手中【静岡・清水港】産卵本格シーズン到来かタモを使って丁寧にリリース(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

今後の展望

魚が産卵モードに入り、乗っ込みが本格化している清水港。これから4月中は、乗っ込みのクロダイ釣りを楽しめます。

清水港では、クロダイの産卵がさらに本格化して、釣果も落ち着いてくると予想されるので、早めの釣行がおすすめです。

堤防フカセ釣りで43cm乗っ込みクロダイ手中【静岡・清水港】産卵本格シーズン到来か前日の釣果(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

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<杉本隼一/TSURINEWSライター>

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清水港
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