SUMMER STYLE AWARDの37歳以上が出場できるビューティーフィットネスモデル部門マスターズクラスでは櫻井紀子(さくらい・のりこ/48)さんが優勝。サマスタ初出場ながら、堂々としたポージングでVシェイプを披露し、モノキニ女王の座についた。
25日(土)、埼玉県・市民会館いわつきで『SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)=以下、サマスタ』の開幕戦となる「THE BEGINNING(埼玉予選)」が開催された。ビューティーフィットネスモデル部門はモノキニビキニ着用で全体的に発達した筋肉のバランスや、美しい表現力を審査していくカテゴリー。出場する選手が自分にあったカテゴリーを選択できるようにと、身長別で競われるショートクラス(161cm未満)とトールクラス(161cm以上)に加え、37歳以上が出場できるマスターズクラスも設けられている。
「出場されている皆さんよりも年齢が高かったと思うので、正直自信はありませんでしたが、自分を信じて出場しました。優勝できてとても嬉しいです」
櫻井さんは39歳で初産を経験し、そこから頑張って若さを保っていきたいという思いからトレーニングを開始。すると、トレーニングは身体以外にも嬉しい変化をもたらしてくれたという。
「私は自分に自信がなく、人前に立つことも苦手でした。でも、トレーニングを続けることによって、少しずつ自分が磨かれていき段々と自信が持てるようになったんです。そして昨年、47歳の誕生日を迎えたことを記念して他団体ではありますがボディコンテストにも出場してみました。今年はサマスタの舞台でも頑張ってみようとエントリーしたので、初出場で優勝できたことはとても嬉しかったですし、今後の自信にも繋がりました」
今まではがむしゃらにトレーニングをしてきたというが、サマスタに出場を決めてからはとくにVシェイプを意識してトレーニングに励んできたという櫻井さん。広背筋を大きく見せる工夫や、くびれを作るためのトレーニングなど試行錯誤しながら一生懸命に取り組んできた。
「今まで頑張ってきたトレーニングの成果を出せればよいと思っていたので、今はこのような結果をいただけてホッとしています。楽しみながら出場することもできましたし、何よりこのように自分を表現できるステージを用意いただけたことが本当に嬉しかったです」
開幕から最高の形でスタートダッシュを切った櫻井さん。12月に開催される決勝大会への切符を手に、「年齢にとらわれない身体」を目指し、今後も自分磨きは続いていく。
取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史