050電話番号とは、一言で言えば「ネットを通じて電話ができるサービス」のこと。「IP電話」とも呼ばれます。

「090」や「080」で始まる番号は携帯電話に割り当てられた電話番号。対して、「050」はIP電話に割り当てられた電話番号です(画像=『オトナライフ』より 引用)

たとえば音声通話サービス「Skype」でもIP電話番号取得が可能。月額300円で050番号が「Skype番号」として割り当てられ、電話をかけたり着信を受けることが可能です(画像は「Microsoft Skype」公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)
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しかし、050番号は振り込め詐欺に悪用されるなど、悪い印象を抱いている人が存在するのも事実。着信を受け「迷惑電話なのか」「誰からの着信なのか」と不安になる方も多いでしょう。この記事では、050番号の仕組みや発信元の確認方法をご紹介します。
050電話番号の仕組みと特徴

050電話番号では、デジタル音声信号をモデムを使用してデータ信号に変換します。これにより、IPネットワークを介して音声通信を行うことが可能。モデムは、IP電話機から送信された音声信号をデジタルデータに変換し、IPネットワークを介して相手のIP電話機に送信します。受信側のIP電話機では、受信したデジタルデータを再度音声信号に変換して、通話相手の声を聞くことができます(画像=『オトナライフ』より 引用)
アプリから番号取得や発着信できる
IP電話は、アプリやネット上で電話番号を取得し、着発信が可能です。

前述の通り、050電話番号に対応しているアプリの代表はSkype。ほかにも「050 Plus」が挙げられます(画像=『オトナライフ』より 引用)
Skypeと050 Plusの特徴は以下の通りです。
携帯電話との国内通話料 | 固定電話との国内通話料 | 月額料金(税込) | |
Skype | 1分10.81円 | 1分2.26円 | 300円 |
050 Plus | かける場合:1分17.6円 | かける場合:3分8.8円受ける場合:3分11.88円 | 330円 |
上記の通り、050電話番号は固定電話や携帯電話と比べて利用料や通話料が安いのが特徴。たとえば固定電話の場合、月額の基本料金が1,500円~2,500円ほど。通話料は携帯電話にかける場合、17.6円/60秒です。
また、携帯電話の場合、たとえばソフトバンクでは携帯電話への通話料が25円/1分となっています。
よって、050電話番号に抵抗がない方は、Skypeや050 PlusなどのIP電話を活用することで電話料金を節約できます。
050電話番号は迷惑電話やセールス電話に使われる?危険な番号?
先述した通り、050電話番号は詐欺やセールス電話、迷惑電話に使われることが多いと言われています。その理由は以下のような特徴があるため。
- 電話番号が簡単に取得が可能
- 通話料が安い
- 番号から端末や場所の特定ができない
しかし、今は行政や企業の050番号利用が増えているのも事実。心当たりのない050番号からの着信は「怪しい」と決めつけて着信拒否などせず、Googleなどで番号検索をし、発信元を調べてみましょう。