ラファエル・シルバ 写真:Getty Images

 かつてアルビレックス新潟や浦和レッズでプレーしていたブラジル人FWラファエル・シルバは、今季から元日本代表MF天野純とともに韓国1部の全北現代でプレー。Jリーグと韓国1部リーグのちがいや、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)再挑戦への思いを語っている。

 ラファエル・シルバは2014年8月からおよそ3年半にわたり新潟や浦和に在籍。2018年から中国の武漢でプレーしていたが、昨年2月に退団。一旦母国復帰していたものの、今年1月に全北現代への加入が正式決定。今季ここまでリーグ戦3試合でピッチに立っているほか、今月1日の浦項戦で移籍後初先発を果たしている。

 日本、中国、韓国とアジア3カ国でプレーしている同選手は、ブラジルメディア『Diario Celeste』のインタビューで「日本や中国でプレーしてアジアサッカーのことを理解しているから、すぐに韓国サッカーに適応できたね。全力を尽くすための大きなポイントだよ」と、新天地での順調ぶりをアピール。

 「Jリーグは技術面で高いレベルを求められ、中国サッカーではスピードが重視される。韓国ではどの試合でもフィジカルコンタクトが多いね。審判がそこまでファウルをとらないのが、韓国サッカーの好きなポイントだ。試合が止まらないしね」と、各国のスタイルの違いに触れた。

 全北現代は昨季の韓国1部リーグを2位で終えたことにより、今季のACL出場を決めている。浦和在籍時の2017年にACL優勝を成し遂げたラファエル・シルバは、「浦和でプレーした時にACLの舞台を経験したけど、再びACLで戦うという夢を叶えることができて、とてもうれしいね」

 「これから(韓国1部リーグ、韓国国内カップ戦、ACLと)3つの大会が控えているけど、僕はハングリー精神旺盛だから全て優勝を目指すよ。ACLで再び優勝することは夢であるし、そのためのモチベーションがとても高いんだ」と、自身2度目となるACL優勝にむけての意気込みも語っている。