エジプトの古代神殿を発掘していた考古学者らが、2000個以上の羊の頭部を発見したという驚きニュースが舞い込んだ。
先週末にエジプト観光・古代遺産省が発表したところによると、この驚くべき発見はアビドス市にあるラムセス2世神殿周辺を発掘していた米ニューヨーク大学の科学者によってなされたという。発掘プロジェクトの主任考古学者であるサメ・イスカンデル博士がCBSニュースに語ったところによると、発掘チームが古代の遺跡を掘り進めていたところ「突然、遺跡の一帯が羊の頭蓋骨で埋め尽くされていることを知った」のだという。
発見された羊の頭部はミイラ化しているものもあれば、時間の経過とともに頭部を包んでいた布を失っているものもあった。年代測定の結果、紀元前213年頃の供物であったと考えられている。しかしこの時期はラムセス2世が亡くなってから1000年後。そのため、死後もファラオに対する畏敬の念が続いていたことを物語っていると考古学者は語る。事実、羊の頭は神殿の中でも特に重要な場所に置かれており、すべての頭蓋骨が同時に寄託された可能性が高いとみられている。
一方で「エジプト学者にとっても驚くべき行動」である羊の頭部の奉納の目的事態は謎に包まれている。今後の調査で明らかになるのか、気になるところだ。
参考:「Coast to Coast AM」ほか
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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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