「プラダ(PRADA)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」などを傘下に置くプラダグループ(PRADA Group)は3月30日、年末までに400人以上の新規採用を行うことを発表した。今回の決定により、さらなる商品生産力と職人の専門的能力の向上を目指している。
プラダは、このうち半分以上を初心者で構成する計画で、彼らは来年以降にかけて、「プラダアカデミー」で皮革製品、靴、プレタポルテ(既製服)などに関するノウハウを学ぶ。
「プラダアカデミー」は、2000年代初頭に設立されたプラダの職人育成プログラム。理論と実習を織り交ぜたカリキュラムが特徴で、原材料、製造工程、業務プロセスなどに関する授業を必修科目として学びながら、専門技術者の指導のもと、実際の制作現場で実習をする。
産業部門のディレクターであるマッシモ・ヴィアン(Massimo Vian)は、「プラダ・アカデミー」はプラダのノウハウを未来に保存していくためにますます重要度が高まっている部門であるとし、「次世代の専門職人となる若い才能に投資することへの責任を感じている」と話した。
加えて「プラダ」は、「プラダアカデミー」をフィレンツェ近郊のスカンディッチに新設することも告知しており、伝統と権威あるブランドのプライドを、後世にも引き継いでいく意志を強く示した。
文・茂木美櫻/提供元・SEVENTIE TWO
【関連記事】
・「オニツカタイガー」からファッションと快適性の両面にこだわった新作シューズが登場
・「ニューバランス」から90年代のアウトドア小物に着想を得た限定カラーの「992」が登場
・「ザ・ノース・フェイス」が独自に開発した防水透湿素材を使用したコーチジャケットを発売
・「ミズノ」が高反発ソール素材を搭載したランニングシューズ「WAVE AERO 19」を発売
・「ナイキ」から環境に配慮したバスッケトボールシューズが誕生