ローソンは4月3日から、良品計画が展開する「無印良品」の取り扱いを東北6県と中部5県(富山・石川・岐阜・静岡・愛知)でも始める。これにより、無印良品の取り扱いエリアが全国47都道府県に広がる。

 ローソンでは2020年6月、一部店舗で無印良品の実験販売を始めた。22年5月から本格的な導入を進め、現在、36都道府県の約9600店で取り扱っている。導入店舗では、無印良品を導入した商品カテゴリーの売上高が前年度と比較して、平均で3割以上伸びている。

 「化粧品」や「不揃いバウム」シリーズ、文具などの販売が好調で、pontaカード会員のデータを分析したところでは、主に40〜50代の女性に支持されているという。

 4月3日以降の導入店舗では、化粧品、文具、衣類、レトルトカレー、菓子など約200アイテムの無印良品を、専用の販促物を使用して複数の陳列棚で展開する。店舗の立地や来店客のニーズに合わせ、商品ラインナップを拡充することを目指す。

提供元・DCSオンライン

【関連記事】
「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」