いつの世も会議の議事録を取るのは、新人や若手の仕事である。筆者も新卒時代は、嫌と言うほど議事録の作成をしたり、朝から晩までインタビューが収録された音声データの書き起こしをさせられたものだ。「誰か代わりにやってくれないかなァ、自動化できたら楽なのに……。」会社の自席に腰を下ろすと、毎日そのようなことばかり考えていた。
2023年3月23 日に投稿された、平岡 | 定時で帰るための「個人DX」推進@hiraoka_dxさんの「これかなり革命的では。。ChatGPTとノーコード使って、zoomが終わると勝手に ①文字起こし ②要約 ③ドキュメント作成 ④Slack通知を行うワークフローがでけた。これが、非エンジニアでも30分で出来る世界なんですよ。しかも無料で。。ということで、上司には適当言って、昼寝してきます。」というツイートには、上記のワークフローを紹介した動画が添えられていた。この投稿には、5.5万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細とリプライ欄に寄せられたさまざまな反応を皆さんにご紹介します。
自動で議事録を作成し、通知までしてくれる神ツールが爆誕!
「ChatGPT」とはAIを搭載したチャットボットで、「ノーコード」とはコードを書かずにウェブサービスが作れるツールのことである。投稿者の平岡 | 定時で帰るための「個人DX」推進さんは、これらをうまく組み合わせることによって、zoom会議後に自動で文字起こしを議事録化し、ドキュメントを作成して、最終的にはSlackに通知までしてくれるという、優秀過ぎるツールを作成してしまったのである。
しかも、ノーコードを利用したため、ツールを作成するにあたって、自分ではプログラミングを一切、書いていないというのだから、二重の意味で驚きだ。
ツイート内で投稿者の平岡 | 定時で帰るための「個人DX」推進さんは、この最強の時短ツールを活用して、空いた時間を昼寝にあてたいと述べている。これぞまさにZ世代の救世主、もはやカッコよすぎて言葉が出ない。
もうエンジニアを名乗っても良いのではないだろうか
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「これを見ていて、もしかしたら議論自体もchatGPTに任せちゃえばいいのかも、とさらなる手抜きを考えはじめました」と、やり取りすらもAIに丸投げしたいとの声や、「これ便利すぎます。一昔前に某商社マンの友人が同じようなことを約1億円かけてビジネス化しようとしてたけど、もう個人でできるんですね」と、時代の流れに驚く声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
中には「これねー、凄くいいんだけどzoomの文字起こしでの漢字誤変換が多くて泣く。とくに専門用語。英語なら成立すると思う。というかすぐにmeetとteamsでも似た機能できそう。だけど、今のところいずれも漢字誤変換が辛い」との声もあがっていたが、投稿者の平岡 | 定時で帰るための「個人DX」推進さんは、すかさず「そうなんですよ! それが弱点だったので、whisper apiを使って、高精度にしております!!」と、誤変換に対する対応策までしっかりとコメントしている。
平岡 | 定時で帰るための「個人DX」推進さんは、ツイート内で自分のことを「非エンジニア」だと述べていたが、ここまでくればもうエンジニアを名乗ってもいいのではないだろうか……。