カートップボートといえば湘南高圧タンク工業SKTのパーフェクターと言っても過言ではないでしょう。スモールボート乗りなら一度は憧れるカートップボートの最高峰。今回はボート界のカリスマ社長に突撃インタビューをしてきました。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター岸本真彦)

車載ミニボート「パーフェクター」作る湘南高圧タンク工業を訪問 79歳の社長は無類の釣り好き

湘南高圧タンク

湘南高圧タンクとは神奈川県の綾瀬市にあり現在はカートップボート専門に作っている会社です。社長は山口県で生まれ、元は自動車の営業マン。初めはボートではなくヨットのクルーザーを製作されていたそうです。日本も豊かになり輸入艇が増えてきたタイミングで、カートップボートの製作に切り替えたとのこと。

昔は自分たちでヨットを作っていた人達が多数いたそうです。社長は現在もヨットクルーザーを持っているとの事で、ヨットもとても好きな方なんだなと思いました。

車載ミニボート「パーフェクター」作る湘南高圧タンク工業を訪問 79歳の社長は無類の釣り好き湘南高圧タンク(提供:TSURINEWSライター岸本真彦)

79歳で現役バリバリ

周りからは「もう廃業した」などと噂になることもあるそうですが、現在も現役バリバリ。79歳のボート職人兼社長さんとして、全て自分一人でやっていて、凄まじい体力だなと感じました。ボートが大好きでないとなかなかできないことでしょう。

車載ミニボート「パーフェクター」作る湘南高圧タンク工業を訪問 79歳の社長は無類の釣り好きボートの製作風景(提供:TSURINEWSライター岸本真彦)

カートップボート

ヒストリーは古く1984年から開始され約40年近く続くお店で、同店のボートは全国に愛用者がいます。社長は、安全で快適に釣りがしやすい船、かつ運びやすい船をイメージして作り上げているそうです。

わたしが受けた印象は、とても軽くて頑丈そうな上に、船内も広くとても釣りがしやすそうというものでした。私もカートップを選ぶなら湘南高圧の「パーフェクター」を選ぶと思います。なんたって軽くて丈夫です。

パーフェクター

ボートの種類は「パーフェクター」というシリーズで、「パーフェクター340」、「パーフェクター11」、「パーフェクター13」と後ろの数字がボートの長さを示しています。例えば11の場合は11フィート、13の場合は13フィートです。値段は、原材料が高騰しているので都度問い合わせが必要とのことでした。

他社製品の修理も

私のボートはパーフェクターでは無いのですがトランサムの補強をお願いしました。違うメーカーのボートでも修理をしていただいて、気前の良さ、社長の温かさには脱帽です。ボートの修理をしていただける職人さんは少なく、探すのが大変なのでとても助かりました。