可能な限り遺体は丁重に扱われる
客室乗務員がこのような状況に備えた手順について話したのはこれが初めてではない。この話題について質問された別の客室乗務員は「Business Insider」に次のように語っている。
「私はおそらくその人に毛布をかけて、あまり見られないようにするでしょう。亡くなった人への尊厳と敬意を維持したいのです。(当人は亡くなった姿を)誰にも見られたくないでしょう。それは本当に悲しいことです」
これらの悲劇的な状況で何が起こるかについて、ある乗客は次のように説明している。
「フランクフルトからシンガポールへの11時間のフライトで、私の2列後ろに座っていた女性が、旅の最後の行程で息を引き取りました。遺体を座席の数席を使って横たえるために、隣の乗客は別の座席を割り当てられました」

座席に余裕があればやはり遺体は横に寝かされるようだ。この時の客室乗務員は寝かせた遺体をシーツで覆ったということだ。
法的にはフライト中の死亡は死亡宣告が保留された状態なのだが、可能な限り“仏さん”は丁重に扱われるようである。いずれにしてもフライト中の死亡はその後の対処において遺族にも大きな負担となるだろう。運命ばかりはどうすることもできないが、できれば空の旅の最中に死にたくはないものである。
参考:「LAD Bible」、「Business Insider」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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