リモートワークが定着し、自宅の“音響最適化”を図る人も少なくないだろう。起床時や食事中、仕事中、就寝前など、シチュエーションや気分に合わせてお気に入りの音楽をかけていると、リラックス効果や集中力の高まりを感じられるはずだ。
そんな時に重要な役目を果たすのがスピーカー。有名ブランドのスピーカーも選び甲斐があるが、よりユニークでアーティスティックなスピーカーなら、スピーカースカルプター(スピーカー造形家)の川﨑俊輔氏が手掛けた“作品”の右に出るものはなかなかないだろう。
スピーカーの機能も備えた川﨑俊輔氏のアート作品
2004年からスピーカーの音響開発に携わっているという川﨑氏は、工業製品としてのスピーカーではなく、“スピーカーの機能も備えたアート作品”を製作する。
オブジェのようであり産業ロボットのようでもある作品の数々はいずれも斬新で、360度どこで聞いても等しく聞こえるように設計されているという。また、いずれもブルートゥース接続のほか、AUX入力にも対応する。
Oculus Cerberus(限定5個)
ギリシャ神話に登場するケルベロスを彷彿させるスピーカー。サイズは、高さ233×幅250×奥行250mm。
Unum Truncus(各色・限定5個)
体幹(Truncus)という名前を冠するスピーカーは、アルミとプラスチックと木の集合体。カラーは「グリーン」と「レッド」の2種類で、サイズは、高さ227×幅198×奥行198mm。
Tria Acrylics(限定5個)
3本のアクリルパイプが、緻密かつ繊細な仕事ぶりを伝えてくるスピーカー。サイズは、高さ360×幅210×奥行210mm。
Candenti Mole(限定5個)
今にも歩き出しそうな産業ロボット的なスピーカー。サイズは、高さ425×幅524×奥行524mm。
なお、4月14日(金)から4月30日(日)の期間、恵比寿のデザインギャラリー「SOMEWHERE TOKYO(サムウェアトーキョー)」にて、川﨑氏の全作品が一堂に揃う個展「周波数の形状 THE SHAPE OF FREQUENCY」が開催される。
眺めているだけでも楽しい“アートスピーカー”が奏でる音色を、リアルに体感してみるのも悪くないだろう。
周波数の形状 THE SHAPE OF FREQUENCY
会期:4月14日(金)~4月30日(日)
場所:SOMEWHERE TOKYO
所在地:東京都渋谷区恵比寿南2-7-1 1F
営業時間:10:00~18:30
休廊日:4月19日(水)、20日(木)、25日(火)、26日(水)
(zlatan)
頭が3つある犬
※価格はすべて税込