CRAZY KITCHEN(クレイジーキッチン)社が運営する、市場に出回ることなく廃棄されてしまう未利用魚や害獣などを活用したケータリングサービス「サステナブルコレクション」の提供を、貸ホール「東京ポートシティ竹芝 ポートホール/ポートスタジオ」にて開始した。

個人でもパーティなどで利用できる「サステナブルコレクション」。環境に配慮しながらおいしい料理が味わえる同コレクションのメニューを紹介する。

社会課題の解決にも寄与する、華やかで美味しいケータリング

農林水産省の報告では、2020年の日本における年間食品ロス量は522万トンと深刻な状況に陥っている。その中には、栽培段階で廃棄されてしまう規格外の野菜や漁獲後に廃棄されてしまう未利用魚など、食卓に並ぶことなく廃棄されてしまう食材も多いという。

そのような社会的課題に取り組みながらも、華やかでおいしい料理を提供したいと考えた同社は、2019年より廃棄予定の食材を活躍したケータリングサービス「サステナブルコレクション」の提供を開始した。

豪華で美しい「サステナブルコレクション」のメニュー

「サステナブルコレクション」として提供されるのは、サラダやメイン、デザートまで揃った全6種。そのメニュー内容の一部を見てみよう。

ヒオウギ貝と八幡平マッシュルームのサラダ

カラフルな貝殻と甘みのある味わいが魅力のヒオウギ貝は、注目されている食材の1つ。通常は廃棄される美しい貝殻は、サラダの皿として利用されている。

さらに、生でもおいしい濃厚な味わいと香りの八幡平マッシュルームは、古くからフランスでおこなわれている馬の堆肥を使用した栽培方法が取り入れられている。

シロチョウザメのカダイフ揚げ

通常キャビアを採取したあとに廃棄されることの多いシロチョウザメの身を、カダイフ揚げに。臭みはなく、まるでフグのような淡白で上品な味わいが楽しめる。

イノシシのグリル

イノシシをはじめとする野生害獣は捕獲されたあと、その9割が廃棄されている。今回は、本来であれば廃棄されるはずのイノシシ肉を、豪快にグリルした。

アマゾンカカオのテリーヌ

生育から販売までフェアトレードで管理したアマゾンカカオを使用したテリーヌは、まるでラズベリーのようなフルーティーで酸味のある味わいが特徴的だ。

映像演出や撮影・収録も可能な東京ポートシティ竹芝

東京ポートシティ竹芝の「ポートホール」は、壁一面のスクリーンで大迫力の映像演出を実現するイベントホール。

また、「ポートスタジオ」は撮影や収録が可能な多目的スタジオで、オンラインとオフラインが融合したハイブリッドスペースでのイベント開催が可能だ。

同施設で「サステナブルコレクション」を利用する場合は30名以上から。フィンガーフードプランが1名8,800円~、大皿プランが1名9,350円~となる。

個人利用に関する詳細はクレイジーキッチン公式サイトで確認を。近年話題のフードロスやSDGsにも配慮したクレイジーキッチン社の活動にも注目してほしい。

東京ポートシティ竹芝 ポートホール/ポートスタジオ
所在地:東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝 オフィスタワー1階

(kyoko.)

※価格はすべて税込
※価格は右記込み(食器レンタル費、サービススタッフ人件費、運搬・設営・撤収費、ゴミ引取費)