後半戦は大型1尾で終了

遅めの朝食をとり、コーヒーを飲みながらしばしの休憩。このころから風が強くなったので、フルシンキングからシューティングラインに変更。

しかし、これを機にアタリがまったくなくなってしまう。太いラインがダメなのか、ランニングラインが軽いのでしっかりと底層まで落とせていないのか、試行錯誤が続く。それでも、最後の大型を釣ってから4時間半が経過したころに丸々とした65cmニジマスをランディング。当日の制限尾数に達したので、13時すぎに納竿した。

一日目の最終釣果

2バラシから始まった特別解禁だったが、終わってみれば60cm超級を5尾揃え、最高の一日に。大会の入賞は叶わなかったが、大満足の釣果。

優勝は、ニジマスの部75cm、ブラウントラウトの部73.4cmと今年も例年どおりのナイスサイズ。

芦ノ湖トラウト解禁直後の釣行で60cm超えの大型ニジマスが連発【箱根】最高のスタートとなった(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

2日にも釣行

翌2日(木)も釣行。前日よかった元箱根の吉原窪を再び探る。前夜の雨でリセットされ、フレッシュな魚に変わっているとの期待を込めての船出だ。

朝から風が強く、シューティングラインを選択して開始。確かに魚は変わっていたのだが、狙いと違う。開始早々フライにアタックしてきたのは40~45cmのもっとも暴れるサイズ。数があまり望めない釣り場としては、2時間ほどで35~45cm8尾とまずまずのペース。

その後、引ったくるようにフライに食いついてきたのはきれいな魚体の43cmイワナ。だが、前日のようなお祭り騒ぎはなし。静かに午前中は過ぎていった。

芦ノ湖トラウト解禁直後の釣行で60cm超えの大型ニジマスが連発【箱根】元箱根湾の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

後半戦も順調

11時に早めの昼食をととって30分ほど仮眠すると、風が収まっていた。そこで、ラインをフルシンキングに替えて再開。

やはり、フルシンキングのほうが同じレンジを通しやすいようで、底層を探る私の釣りでは根掛かりが多発する。しばらくすると小さいアタリのあと、ガツンと重量感のある引き。上がってきたのは、婚姻色の出た52cmニジマス。

10投後には、ガツン、クネクネ。水中で魚体が見えたのですぐに大型とわかった。横走りとジャンプを繰り返し抵抗するも、ロッドワークで走りを止め、浮いてきたところをランディング。尾ビレが見事な60cmニジマスだった。

二日目最終釣果

二日目は、ややサイズダウンしたものの32.5~60cm13尾。50cm超2尾に加えてイワナも釣れたので、またも満足の釣果。

二日間釣った感じでは、釣果は例年並み。体高があってヒレの欠損が少なく、釣って気分のいい魚ばかりだ。70cm超が2尾出た昨年と比べれば見劣りするが、ニジマスに関しては申し分ないのではないだろうか。

芦ノ湖トラウト解禁直後の釣行で60cm超えの大型ニジマスが連発【箱根】今年の魚はヒレがきれい(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)