寿司屋の飛び込み営業かと思いきや…鉄火巻きの味が変?

会社の事務所で仕事をしていた時、寿司職人の格好をした人が急に飛び込んできました。
事情を聞くと「自分は寿司屋なのだが、誤って商品を作りすぎた。安く購入してくれないか」とのこと。
もともと1つ1,500円ほどするといった「にぎり、鉄火類の寿司」であるという話で、見本として1つ開封し、手際よく社員に見せていたため、社員の多くが安心して購入しました。
「半分は情け、半分は安く食べられる欲」でしたが、中には1人で2つ購入した社員もいたほどです。 しかし、問題はここから。
購入した鉄火巻きを食べると、明らかに「鮪」の味はしません。
状況が掴めないままによくよく味見すると、「鯉」のような味。
改めて外包装の紙を見てみたところ、そこには小さく「鯉」と書かれてありました。
後味の悪さ、不味さを感じた瞬間に、これは「詐欺」にかかったなと思いました。
(50代・男性)

コロナ禍を逆手に取った営業電話。不幸中の幸いなことに

半年くらい前の出来事です。
夜、一人で過ごしていた時に知らない番号から電話がありました。
出てみたところ、北海道にある海産物を扱うお店の担当者からの電話でした。
担当者曰く「以前購入した人に電話営業をしている」とのことです。
確かに10年ほど前、某ネットショッピングサイトから海産物を購入していた時期がありました。
担当者の方から伝えられた「私が当時住んでいた場所」も合っていたので、当時買っていたお店の名前は覚えていませんでしたが、本当に当時買い物をしたお店だったと信じ込んでしまいました。
話を聞くと「コロナ禍で売上が厳しい。今ならサービスをするから買ってくれないか?」とのこと。
担当者の口調が少し訛っていて妙に説得力を感じ、値段も三万円くらいのものが今なら半額と言われました。 不思議と力になってあげたい気持ちが芽生えてきたのですが、幸か不幸か妻が子どもを連れて実家に帰っていたタイミングでの電話。
半額とはいえ一万円を超える金額の買い物に対して、妻に相談せず即決は出来ないと伝えました。
しかし、先方も諦めず「即決でなければこの金額は無理なので、決めてくれ」ということで、あまりにしつこいためイライラし「とりあえず考えさせろ」と言って電話を切りました。 その後、気になってネットでお店の名前を調べたところ、実在するお店でした。
念のためと思い電話をかけたところ「こちらから営業電話をすることはない」とのことでした。
さらに、ネットで似たような体験が無いか調べてみましたが「商品を代引きで送り、中身は小さいほとんど価値のないようなものばかりの寄せ集めを送る」といった記事が注意喚起としてありました。
あのまま購入していたら、私もほとんど価値のないものに大金を払っていたところでした。
(40代・男性)

今回は、詐欺に巻き込まれそうになったエピソードについて紹介しました。
詐欺に巻き込まれないよう、最低限のお金の知識はつけておきたいですね。

文・MONEYTIMES編集部