「キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度まで上昇させる」という政府目標まであと2年少し。前年比較で「57%がキャッシュレスの利用増」という明るい調査結果が発表された。クレカの保有率も86%と高水準を維持しているという。今回は「2022年度版クレジットカードに関する調査結果」についてお伝えしていこう。
前年比較でキャッシュレスの利用約57%増
「利用キャッシュレス手段」は、コード決済、クレジットカードが50%程度と上位を占めた(「株式会社ジェーシービー」調べ)
「株式会社ジェーシービー」(以下JCB)は3月15日、クレジットカードを中心とした消費活動を調査した2022年度版「クレジットカードに関する総合調査」の調査結果について発表した。2000年以降毎年、日本全国の20代から60代の一般消費者男女3,500人に対して実施している調査で、JCBカードの保有有無は不問である。
2022年度版の調査結果によると、前年の調査と比較して、56.7%がキャッシュレスの利用が「増えた」と回答し過半数を占めた。さらに、キャッシュレスの利用が増加した回答者に、「利用キャッシュレス手段」を尋ねたところ、「コード決済」が50.2%、「クレジットカード」が49.2%と、これら2種類のキャッシュレス手段が上位を占める結果となった。
クレカの保有率は86%と高水準キープ
クレジットカードの保有率は前年に引き続き、高水準を維持している(「株式会社ジェーシービー」調べ)
決済手段が多様化する中、「キャッシュレス決済の保有率」を尋ねたところ、1位は「クレジットカード」で85.7%と、高水準を維持している。ついで「電子マネー」の75.3%、3位には70.0%の「コード決済」が続く結果となった。4位は41.7%の「タッチ決済」、5位は27%の「デビットカード」という調査結果だった。
クレジットカードの月平均の「利用頻度」「利用金額」ともに、過去5年で右肩上がりだ(「株式会社ジェーシービー」調べ)
「1番多く使う」クレジットカードの「利用頻度」を尋ねたところ、月平均で6.8回と、過去5年で継続して上昇していることがわかった。
さらに、クレジットカードの「利用金額」を尋ねると、「1番多く使う」クレジットカードの月平均の利用金額は6万6,200円。2018年の5万1,600円と比較すると、1万5千円弱月々の利用金額は増えており、利用金額も過去5年で増加傾向を維持している。また、利用理由は「ポイントやマイルが貯めやすいから」と、この調査でもポイント還元重視の傾向のようだ。
(「株式会社ジェーシービー」調べ)
キャッシュレス決済比率を「2025年6月までに4割程度、将来的には世界最高水準の80%まで上昇させる」という政府目標まで、あと2年少し。着々と達成への手応えが伝わってくる。
出典元:【株式会社ジェーシービー/PR TIMES】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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