広島県でしか伝わらない…!?約9割に通じない方言「たちまち」とは?

例:たちまちビールと枝豆を頼もうか
「たちまち」はどういう意味でしょうか?

MONEY TIMES編集部が広島県以外が出身地の10代〜60代の男女100名を対象に、広島県の方言について調査したところ「たちまち」の意味を知らない、と約9割以上の方が回答しました。

答え「たちまち」=とりあえず

20年間生まれ育った広島県を離れて、関西に引っ越しをしました。
居酒屋を訪れて注文をする際に「たちまち生ビールで!」と伝えると、店員さんはあまり理解していない顔をして、ビールのみの注文で間違いないか確認してきました。
一緒にいた友人に「たちまちって何?」と聞かれて、その時に初めてたちまちが方言であることを知りました。
(広島県 女性 30代)

「たちまち生ビール!」と言われたら、確かに一瞬考えてしまいそうですよね。
方言にはこのような、標準語の意味とは異なる言葉などもあり興味深いですね。

西日本でしか伝わらない...!?約4割には通じない方言「なおす」とは?

例:さっきのコップをなおしておいて
この場合の「なおす」はどういう意味でしょうか?

MONEY TIMES編集部が西日本エリア以外の出身の10代〜60代の男女100名を対象に、西日本の方言について調査したところ「なおす」の意味を知らないと、約4割以上の方が回答しました。

答え「なおす」=しまう、片付ける

職場で使い終わった機材をもとの場所に戻そうと思い、上司に「これ、なおしていいですか?」と尋ねたところ、なおすという言葉が、機械を直すという意味で捉えられてしまい、「どこか壊れた?」と聞かれました。
なおすという言葉は普段よく使っていたので、どこへ行っても通じると思っていましたが、私の住んでいる地域での方言だったようで、伝わらなかったのは衝撃的でした。
(福岡県 女性 20代)

東京に転勤になり、「ちょっとこれなおしといて」言ったところ、「えっ!」となり、きょとんしていました。
別の子が大体わかりますと言い、それをしまいましたが、なおすという言葉は大阪では日常的に使用していたので、通じないのかと思いました。
(大阪府 男性 50代)

職場の後輩に文房具を渡して「これ、なおしといて」と言うと、困ったような顔をして、「どこか壊れているんですか?」と言われました。
(広島県 男性 30代)

違う地方の方との会話をきっかけにその土地の方言が知れることは、面白いですね。
ちょっとした会話のタネになりそうです。

文・MONEY TIMES編集部