第5回「ワールド・ベースボール・クラシック2023(以下、WBC)」で侍ジャパンこと日本代表として優勝を果たした米ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平選手が、同じく日本代表として共に戦ったセントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバー選手に「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」の腕時計を贈っていたことがわかった。

3月23日に所属するカージナルスに合流したヌートバーは、侍ジャパンを離れる前に大谷からのプレゼントとして、腕時計を贈られたことを明かした。ヌートバーは、「もし(次回大会の)26年に(日本代表に)戻ってこなかったり、他のチームで出場したりしたら返さなくてはいけないんだ。握手して約束したようなものだね」と話した。贈られた腕時計は次回大会の再会を約束する誓いの証となっているようだ。また、大谷選手は24日、マイナー戦登板後の取材で腕時計を贈った経緯について明かした。

「グランドセイコー」を手掛けるセイコーウオッチは、2018年に大谷選手とサプライヤー契約を締結している。2021年12月には、MLBア・リーグMVP受賞を記念して、「グランドセイコー」を贈っている。この際に贈呈されたモデルが「白樺モデル」とも呼ばれている「SLGH005」である。このモデルは、大谷選手の出身地である岩手県の平庭高原の白樺美林をダイヤルにあしらい、同じく岩手県の雫石町にある「グランドセイコースタジオ 雫石」にて製造されている。また、2021年には時計業界で最も権威ある賞と称される「ジュネーブ時計グランプリ」の「メンズウオッチ」部門賞を受賞している。大谷選手のファンの間では、ヌートバー選手に贈った腕時計はこの「SLGH005」ではないかと噂されている。

さらに同社は、2022年11月に「セイコー アストロン」のNexterシリーズから、大谷選手の数量限定モデルを発売している。9時位置のサブダイヤル内には、大谷翔平選手の背番号「17」をユニフォームと同じ書体でレイアウト。 また、ベゼルの上面に備えた、傷つきにくく美しいセラミックス表示板は、「UTC-8」ゾーンの都市コードとして、エンゼルスの本拠地カリフォルニア州アナハイムを示す都市コード「ANA」が特別に赤色で表示されている。このモデルの販売はすでに終了しているが、「WBC」での活躍を受けた新たなコラボモデルの登場が期待される。

文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO

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