近年、ジンやビール、コーラなど、さまざまな醸造所やメーカーが作るクラフトドリンクに注目が集まっている。
そこで今回は、日本発・そして世界初のクラフトコーラ専門店・専門メーカーである「伊良(いよし)コーラ」をピックアップ。その魅力について紹介したい。
東京でクラフトコーラを手がける伊良コーラ
伊良コーラは、2018年に誕生したクラフトコーラ専門店・専門メーカー。
代表を務めるコーラ小林こと、小林隆英氏の祖父である伊東良太郎氏は和漢方職人で、昭和29年に東京・落合で和漢方工房「伊良葯工(いよしやっこう)」を開業。伊良コーラはその名前を受け継いでいる。
伊良コーラのロゴにはカワセミの姿が描かれている。
空を飛びまわる鳥が、アウェーな環境である水中に自ら飛び込み、魚を捕らえる—そんな姿が「コーラはクラフト(手作り)できないもの」という常識や既成概念へ挑戦していくメーカーの姿勢と重なったことから、モチーフとして選ばれたという。
オリジナルコーラレシピをもとに商品を開発
メーカー名を冠する商品「伊良コーラ」は、100年以上も前のオリジナルコーラレシピをもとに開発されたコーラ。コーラの実をはじめとするスパイスや柑橘類、生薬をふんだんに用いているのが特徴だ。
3月21日(火)には、従来の瓶タイプだけでなく缶タイプのコーラも発売。瓶より軽く割れないため、持ち運びしやすくアウトドアにも適した商品となっている。
バスプロアングラー・伊藤巧プロとパートナーシップ契約を締結
そんな伊良コーラが今回、バスプロアングラーの伊藤巧プロとパートナーシップを締結。
伊藤プロは幼少期よりバスプロアングラーの夢をもち、大学卒業後は釣り具メーカーに就職。働きながらも国内トーナメントで優勝・年間優勝を次々と獲得し、2019年よりアメリカへと活動の場を移して、バスマスターセントラルオープンで年間4位をおさめた。
翌年、アメリカ最高峰のトーナメント、バスマスターエリートシリーズに昇格。2021年には同大会で初優勝を獲得。
また、年間成績上位者のみが出場できるバスマスタークラシックの権利も3年連続で獲得している、世界へ挑戦し続ける日本人の1人だ。
伊良コーラでは、「コカ・ペプシ・イヨシ」になることを目標を掲げている。そこで、同じく世界に向けて挑戦を続ける伊藤プロの活動を応援すべく、パートナーシップ契約を締結することに。
バスフィッシングを趣味としている代表の小林氏は、かねてから「釣りやアウトドアを楽しむ人にも伊良コーラを味わってほしい」という想いがあったという。今回のパートナーシップ締結も、釣り人に伊良コーラを浸透させるいいきっかけとなるかもしれない。
伊良コーラ オンラインストア
(IKKI)
2018年7月時点における伊良コーラ調べ/日本国内外における「クラフトコーラを専門に扱うメーカー」を指す