ペースダウン
そのうちローライト微風条件下となり、底層に加えて中層の群れも熱い時間がやってきて、13時で803尾となる。これまでは明らかな十束ペースであるが、13時30分を過ぎた頃から急激に反応が渋くなっていく。
突然魚探にはサカナが映らなくなり、タフな時間がやってきてしまう。完全にペースの落ちた時速50尾以下の釣りだ。

そんな時はフカセ釣りも有効で、ポツポツと追加していく。釣れるサイズ感も下がり、なるべく釣れるペースを上げていくには、毎回手返しの度にエサ交換とサシカットが必要な釣りだ。
最終釣果は十束超え
そして14時で940尾となり、確実に地道な努力が実を結んでいくことに。残り時間は約2時間可能であるがいつ釣れなくなるか分からないので、風による水深変化とエサ交換は常に気を配っていく。ポツポツ数を追加していき、15時30分で1014尾まで頑張った。状況的に十束超えは上出来過ぎる釣果で、納得の納竿だ。周囲もやはり厳しいようだがやはり今日は短竿に分がある釣りだった。

帰着して重量計測すると3150g(1尾あたり3.1g)とサイズ感が落ちた3月上旬でもまずまずの重量で船頭も状況変化を感じ取り私の釣果に納得していた。船頭に釣果写真を撮影してもらい、釣れたワカサギは釣行されたお客さんへ配り帰路につきながら今季の津久井湖釣行の締めくくりに満足できた。
十束超え釣果を得るために努力したこと3選
今回十束超えを狙うにあたって意識したポイントを紹介しよう。

中層の群れを引き止める
本日は中層に入る群れがあり、大きく分けて2m前後に入る群れと5m前後に入る群れが午前中多かった。そんな時は1本は必ずタナへ入れて群れを引き止めておき、もう片方で掛け外しを順序良く行い、ここぞとばかりに数を増やしていった。
エサ交換に早掛け
先週と状況が変化し、中層群れがこない時は誘って掛ける釣りが基本で、エサ交換は必ず必要となった。午前はカットを意識せず済んでいたが、午後はサイズ感が落ち、数釣るにはサシカットに早掛けが必要で、釣りとしては非常に面白かった。
釣り方を組み合わせる
前述のエサ交換サシカットに付け加えるとすれば、仕掛けを入れてタナに着いた数秒後に多くアタリが出るイメージだ。そこでアタリに合わせると早掛けとなり、アタリがない場合は誘って掛けていく釣りで、プラス中層に群れが入れば狙いダナで引き留めつつも入れパクの釣りとなり、総合的に対応していくことで大台達成となった。



<なおぱぱ/TSURINEWSライター>
沼本ボート