米国のスターバックスは3月20日、創業者のハワード・シュルツ(Howard Schultz)氏が同日付けで最高経営責任者(CEO)を退任し、ラクスマン・ナラシムハン(Laxman Narasimhan)氏が新たにCEOに就任したと発表した。ナラシムハン新CEOは、昨年10月1日に入社し、バリスタの資格も取得、今回の就任について「世界中のパートナーと協力して、スターバックスの無限の未来を切り開くことに興奮しています」と語っている。

シュルツ氏は1971年に同社を創業し、シアトルでコーヒーショップ「スターバックス(STARBUCKS)」を開業、現在は世界中で36,000店以上を展開している。日本には1996年に初上陸し、当初はサザビーリーグと提携、東京・銀座の松屋通りに1号店をオープンしている。

「スターバックス」を世界最大のコーヒーショップ・チェーンに育てたシュルツ氏は、スタッフに向けた社内レターで「今日、私はみなさんにスターバックスを託します。スターバックスは私の愛する家族に次ぐ心の拠り所です。スターバックスを引き継ぎますが、あなたには私の最大限の信頼と愛があることを知っておいてください。みなさんはスターバックスの未来です。世界はスターバックスを必要としています。そしてスターバックスはみなさんを必要としています」と退任に対する思いを綴っている。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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