EL SALVADOR, TRASLADANDO PANDILLEROS A LA SUPERCARCEL.20-03-2023.

6万人いるとされている若者の犯罪組織

中米のエルサルバドルの狂暴な若者の犯罪組織の組員が次々とラテンアメリカで最大規模の新しい刑務所に移されている。今年2月に組員2000人、3月にも2000人が首都サンサルバドルから70キロ余り離れたところに建設された新しい刑務所に移された。この新しい刑務所にこの犯罪組織の組員4万人を収監させる予定になっているという。

現在まで既に6万人以上の組員が従来の刑務所に収監されている。この犯罪組織は若者によって構成されており、体の全身に入れ墨を入れ、頭は丸坊主のように剃っているのが特徴だ。

3つのグループに分かれている

この組織には3つのグループが存在している。「マラ・サルバトゥルチャ(MS13)」、「バリオ18・レボルシオナリオス(B18)」、「バリオ18・スレーニョス(B18)」の3つだ。彼らはおよそ10万人いると推測されている。そして彼らに協力している市民がおよそ100万人。人口750万人のエルサルバドルで平和に暮らしたい市民の脅威になっているのはこの数字だけ見ても一目瞭然だ。

この犯罪組織が誕生したのは米国だ。内戦下にあった中米3カ国エルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラから米国に難民として受け入れたのがこの組織が生まれた要因となった。彼ら難民の家庭は貧困で米国社会でも差別的な境遇に置かれていた。

そのような環境の中で育った若者は自分たちを米国の差別社会から守るために団結し始めたのである。そして彼らが幼少の頃に内戦で見たゲリラ兵の残虐行為を実際に彼らが真似るようになったというわけである。それは1960年代後半から発生した。それに手を焼いた米国は1990年代後半に彼らの出身国に送還することにしたのである。

その中心になった国がエルサルバドルであった。MS13が最初に出来て、それに対抗する意味でB18が誕生。そしてB18はその後2つのグループに分かれた。