40cm超え大型イサキも登場

次々と釣果を上げていく。まさに入れ食い状態。とくにうれしかったのは40cmを超える大型のイサキ。脂が乗っておいしそうだ。このウキ流し釣りは(磯釣りに例えるなら)ある日突然、釣れそうな島影のポイントにA級磯が現れるかのような釣りなので、ほとんどボウズもなく、そして釣れるサイズも大きい。時には大型のマダイが釣れたり、イシダイが釣れたりと魚種も多彩。

船という足場を気にせずとても快適な環境で釣りができるため、磯などで数々の成果を収め、長く釣りをされてきた老練の釣り人が多い。私はこういった老練な釣りとは今はほぼ無縁だが、とにかく釣れるこの釣りはお年寄りに優しく、そして楽しい。強いて言うと、子どもや初心者こそ入門するのにふさわしい、この釣り方から釣りを覚えてほしいくらいだ。

そんなことを考えながら釣りをしていると、潮が動きさえすればどんどん釣れるような状況で、30cmくらいは全部リリースし、40cm以上をキープ。当日の最大は48cmの口太グロ。めったに見られないサイズに喜んだ。

常連は40Lクーラー満タン

しかし、常連のベテランさんたちとの釣果の差には驚いた。なんと40Lのクーラー2個が満タンなのだ。もちろん釣れた分は全て持ち帰るという前提で釣りをしているので当然の結果だろうが、それにしてもすごい釣果。時には3本バリにダブルヒットというようなこともあり、長崎のクロは活性が高いのだろう。「大分が不調なら長崎が釣れる」は本当だった。

磯でのクロ釣りも楽しいが数・型とも望めるウキ流し釣り。初心者にもオススメなので、ぜひ始めてみては。

今さら聞けない沖釣りのキホン:船上での釣魚下処理に便利な道具5選

船釣りで大怪我に繋がりかねない「危険な状況」3パターンと防止策

船釣り愛好家が伝えたい3つの「いつもありがとう」 釣った魚のお裾分け先に感謝?

<週刊つりニュース西部版APC・石田一聖/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
和丸
出船場所:大瀬戸港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年3月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。
The post 船からのウキ流し釣りで50cm級頭に大型クロ乱舞【長崎】40cm超イサキも first appeared on TSURINEWS.