今、ニュースやSNSで注目の「ChatGPT」。名前は聞いたことあるという人は少なくないだろう。質問やお題を投げかけると、AIが文章やイラストを作成してくれるサービスだ。LINEでもChatGPTと連携し、気軽に使えて楽しいと世間の話題になっている。今回は、3月14日に発表されたChatGPTの次世代版といわれる「GPT-4」について、詳しく紹介していきたい。

何が進化? 画像認識でより人間らしい創造性に期待感

OpenAI「GPT-4」は弁護士試験合格レベル?「GPT-3.5」から何が進化したのか
画像に写っているものを正しく認識されるだけではなく、表示される日本語の文章もかなり自然なものに近づいてきている(画像は「OpenAI」公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

米OpenAIは3月14日(現地時間)、最新の人工知能「GPT-4」を発表した。現在のChatGPTに搭載されているのは「GPT-3.5」で、OpenAIによると、GPT-4はより高度な推論機能で整合性のあるものになったとのことだ。

たとえば、GPT-3.5に弁護士試験の模擬問題を受けさせると、合格者の下位10%のスコアだったことに対し、GPT-4は上位10%のスコアが取れたという。日本語でも、一度に扱える入力文字数も2万5,000文字まで増えた。

OpenAI「GPT-4」は弁護士試験合格レベル?「GPT-3.5」から何が進化したのか
(画像は「OpenAI」公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

進化したのは文章だけではない。画像認識機能が搭載され、写真をつけて質問すると、適切な回答や画像の説明を生成される。GPT-4の紹介ページでは、小麦粉、卵、牛乳、バターが写った画像を添付し「これらの材料で何が作れますか?」という質問をすると「パンケーキまたはワッフル(中略)クッキーまたはビスケット これらはほんの一例ですが、可能性は無限大です。」と表示されており、日常的にも使いやすそうだ。

GPT-4はChatGPTの有料版「ChatGPT Plus」で利用可能

「未来」を「先に」試せますとツイートしたOpenAI日本担当のシェイン・グウ氏。今度の機能の拡充に期待したい

GPT-4をいち早く試したいなら、ChatGPTの有料版「ChatGPT Plus」に加入すると使用可能だ。4時間で100件のメッセージ上限がある、現時点ではまだ画像入力の機能が一般公開されていないなど、すべての機能が使えるわけではない。しかし、OpenAI日本担当のシェイン・グウ氏はTwitterで「お楽しみはこれからです」と述べ、今後、使える機能が増えていくことを示唆している。

また、Microsoftは同社の独自検索エンジン「Bing」の新しいAI機能も、GPT-4の初期バージョンで動作していたと公式ブログにて明かした。他にも、言語学習サービス「Duolingo」などでGPT-4が活用されているなど、すでにChatGPT以外でもGPT-4に触れている機会はある。

日進月歩で進化していくAI技術は、人間の代わりに質問に答え、人生相談にも乗ってくれるようになった。あらたな産業革命の起爆剤になる可能性もある、と言われる新技術GPT-4。SNSでは「GPT-4はスマホ登場を超えてきたのでは」と革新的だという声も。未来の技術をいち早く体験してみたい人は、課金する価値はありそうだ。

引用元:【OpenAI】

※サムネイル画像(Image:Diego Thomazini / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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