東京ガスVS東京電力:どっちが安くてお得?

東京ガスの電気と東京電力のどちらが電気料金が安くなるのでしょうか。

【徹底ガイド】「東京ガスの電気」は東京電力よりお得?料金比較とメリット/デメリット
東京ガスの電力供給は2021年3月末時点で271.7万件で、新電力事業者の低圧分野シェアNO.1を獲得しています。一方、東京電力の電力供給は2020年度末時点で約2,700万件で、全国シェア約30%を占めています 。(ロゴは各社公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

料金比較 :東京電力「スタンダードS」 VS 東京ガス「基本プラン」
東京電力「スタンダードS」 と 東京ガスの電気「基本プラン」は基本料金は同じですが、電力量料金が異なり、東京ガスの電気の方が安くなっています。

とくに300kWhを超えると1kWhあたり約3円も安くなるため、電力使用量が多い家庭だと安さを実感しやすいでしょう。

使用量 東京ガスの電気「基本プラン」 東京電力「スタンダードS」
~120kWhまで 19.78円 19.91円
121~300kWh 25.29円 26.49円
300kWh~ 27.36円 30.60円

ポイント比較:パッチョポイント VS くらしTEPCOポイント
東京ガスの電気を利用すると「パッチョポイント」、東京電力を利用すると「くらしTEPCOポイント」がもらえます。

【徹底ガイド】「東京ガスの電気」は東京電力よりお得?料金比較とメリット/デメリット
「パッチョポイント」とは、myTOKYOGAS会員が利用することのできるポイントサービス。電気・出すの利用やキャンペーン参加でポイントが貯まります。「くらしTEPCOポイント」は、東京電力が運営するサービスで、くらしTEPCO webにログインすることで、月に1回、1契約について50ポイントが付与されます。なお、300ポイント以上貯まると提携のポイントサイトに交換できます。(ロゴは各社公式サイトより引用)(画像=『オトナライフ』より 引用)

各ポイントサービスを比較すると、以下の通りです。

ポイントサービス名 月にもらえるポイント数
東京ガス パッチョポイント 電気料金支払い1,000円につき15ポイント
東京電力 くらしTEPCOポイント くらしTEPCO web ログインで50p(電気・ガス両方契約の場合は100p)

※両ポイントとも1ポイント=1円相当

東京ガスの電気は利用料金に応じてポイントがもらえますが、東京電力はもらえるポイントが固定されています。電力使用量が多い家庭だと東京ガスの電気の方がお得でしたが、2023年3月の電気計量分に対してのポイント付与をもって、東京ガスの電気の「電気料金連動ポイント」は終了となります。つまり、ポイント付与の点を重視すると、東京電力に軍配が上がります。

なお、東京ガスの「ガス料金連動ポイント」についてはサービスが継続します。

サービス比較:かけつけサービスなど
かけつけサービスとは、さまざまなトラブルに対して、電話1本で専門スタッフが24時間365日すばやく駆けつけて対応するサービスのこと。東京ガス、東京電力、両社ともかけつけサービスを提供しています。両社のサービスを比較すると以下のようになります。

東京ガス 東京電力
サービス名 水とでんきの駆けつけサービス 生活駆けつけサービス
利用料金(税込) 月額385円(東京ガスのガス利用者向け) 月額330円電気・ガスいずれかの契約で無料
サービス内容 水回り/電気設備の点検確認・応急処置 ・水回り/電気設備の点検確認や応急処置・玄関等のカギトラブルへの対応・窓ガラス破損への対応
作業費 電気設備:60分まで無料水回り:30分まで無料 電気設備:60分まで無料その他設備:90分まで無料
部品代 自己負担 2万円まで無料

東京ガスはかけつけサービス加入が有料となっていますが、東京電力は電気・ガスの契約者であれば無料。さらに東京電力の方がサービス内容が充実しています。また、東京ガスはガス契約が必要で、東京ガスの電気のみの契約者は加入できません。かけつけサービスを重視するなら、東京電力に軍配が上がります。

東京ガスに電気・ガスをまとめるのがおすすめの人とは?

電気代を確実に安くしたい人や、電気とガスの管理をひとまとめにしたい人には、「東京ガスの電気」がおすすめ。

先述したように、東京ガスの基本プランの方が、東京電力より電力量料金が安くなっているので、電気代は東京ガスの方がお得です。

一方、ガス料金については、実は東京ガスより東京電力の方が安くなっています。東京電力のとくとくガスプランだと、東京ガスの一般料金より約3%安くなります。

自炊をあまりせず、お風呂も外のジムでシャワーを浴びて済ましているなどガスの利用量が少ない場合は、電気料金の安さを重視した東京ガスの方が安くなるでしょう。

一方、床暖房設備があるなどガスの利用量が多いご家庭の場合は、ガス料金の安さを重視した東京電力の方が安くなるでしょう。ご自身の電気とガスの使用量でシミュレーションしてみてください。