この時期のヒラメは肉厚で身もしまり、エンガワも大きく取れるのがグルメにはたまらない。そんな旬を迎えた寒ビラメ釣りが外房大原で盛期を迎えている。当地は狙う水深がとても浅く、4m～5mといった底が見えるのではという浅場を攻めることもあり、初心者でも狙いやすい。今回は大吉丸から釣行した模様をレポートする。
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（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース関東版 坂本康年）
大吉丸で泳がせヒラメ釣り
2月18日（土）、大吉丸から出船。5時半に中田文彦船長の操船で僚船とともに出港。港を出ると太東沖へ舵を取り、6時の竿入れに向けてゆっくり進む。
外房大原港略図（提供：週刊つりニュース関東版 坂本康年）船中1尾目は宮川さん
6時ジャストに開始。狙う水深は10m前後。開始早々、両舷でカサゴが上がるが、潮が流れず横流しのミチイトがそれほど角度なく落ちている状態で、本命からのアタリが遠い。
7時少し前、右舷ミヨシの宮川さんに船中1尾目がヒット。本命浮上に、船中ヒートアップ。
船中1尾目は宮川さん（提供：週刊つりニュース関東版 坂本康年）植田さんに2.7kg本命
すぐに右舷トモで強烈なアタリ。しかし、これはサメ。その後2人が連続して同魚。
さらに4人目と思われたが、左舷トモ寄りの植田さんにきたのは2.7kgの本命。その後も1.5kg級を2尾上げて、確かな腕前を見せてくれた。
サメの洗礼が終わったのか、宮川さんに2尾目がヒット。これは2kg近い良型。当日は小型がほとんどなく、上がれば1～2kg近い良型ばかり。
植田さんに2.7kgの本命（提供：週刊つりニュース関東版 坂本康年）当日最大は3.4kgヒラメ
「そろそろ大型」と思っていた8時すぎ、右舷トモの川原さんに当日最大の3.4kgがヒット。その後も2kg級を含め3尾追加し、トータル4尾で竿頭となった。
9時半、鳴かず飛ばずだった私にようやく1尾目がヒット。さらなる良型を狙って神経を集中させたが、なかなかこない。
船長はより良型を釣らせようと、いろいろなポイントに移動。最終コーナーの太東灯台が近くに見える水深7、8mで11時すぎに待望のアタリ。上がってきたのは2kg級のまずまずサイズ。
川原さんに当日最大3.4kg（提供：週刊つりニュース関東版 坂本康年）筆者はラスト一投で3kg手中
その後、もう時間がないので最後の一投。片付け始めようとすると、押さえ込むようなアタリから一気に引き込み。かなりの抵抗を見せて上がってきたのは3kgの大型。いつアタるかわからないのが釣りで、最後まであきらめずにいると女神が微笑んでくれるようだ。
当日はイワシの反応がほとんどなく、潮もあまり流れないという悪条件だったが、終わってみれば3kg超2尾を含み、トップ4尾で3尾が3人。ほとんどが1kg超で、2.7kgまでの良～大型ぞろい。イワシがいなくても釣れる大原の海。いれば釣果倍増間違いなしだろう。
同船のヒラメ狙いは5月のGWまで。今後はマハタ狙いもおもしろくなってくるので楽しみ。さらに、そろそろヤリイカの季節でもあり、こちらも今後有望となるので要チェックだ。
筆者の釣果（提供：週刊つりニュース関東版 坂本康年）
＜週刊つりニュース関東版 坂本康年／TSURINEWS編＞
大吉丸
