ジブリ美術館もベビーカー禁止

 テーマパーク経営に詳しい明治大学経営学部兼任講師の中島恵氏はいう。

「ジブリパークは館内がそれほど広くなく、通路も狭いので、ベビーカーが増えるとスムーズな通行の妨げになるためではないでしょうか。館内はスタジオジブリが運営する『三鷹の森ジブリ美術館』と似ていると感じますが、ジブリ美術館もベビーカーは禁止で、開業から20年以上たちますがベビーカー禁止が問題視されたことはありません。

 また、ジブリパークの館内を見て回る時間は1~2時間ほどだと思われ、小さなお子さんがいても、徒歩や抱っこ紐などを組み合わせれば問題なく回れると判断されたのかもしれません」

 では、国内の他のテーマパークはどうなっているのか。

「東京ディズニーリゾートやUSJを見て回るのは1日がかりとなるため、小さな子どもがいる場合はベビーカーがなければ無理なので、来場者が園内でベビーカーを使用する前提で各所に工夫がなされています。園内には何カ所も専用置場があり、たとえば東京ディズニーリゾートで小さい子どもに人気のマーメイドラグーン(東京ディズニーシー内)やファンタジーランド(東京ディズニーランド内)の前の置場には、時間によってはおびただしい数のベビーカーが置かれています。また、アトラクションに乗るまでの待機場所であるQラインでも、ベビーカーを持ち込まないようになっています」

(文=Business Journal編集部、協力=中島恵/明治大学兼任講師)

提供元・Business Journal

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