主導や率先を意味するビジネス用語の「イニシアチブ」。
この言葉自体には、構想や戦略という意味もあります。
ここでは、この「イニシアチブ」がどのようにして用いられる言葉なのかを解説します。
「イニシアチブ」とは

(画像=『FUNDO』より 引用)
まずは「イニシアチブ」の意味について見ていきましょう。
「イニシアチブ」の意味①主導・率先
「イニシアチブ」には、主導することや率先して行うという意味があります。
ことビジネスでは、主導権そのものを指して用いられます。
「イニシアチブ」の意味②構想・戦略
ビジネスにおける事態改善や課題解決のための構想や指針となる戦略という意味もあります。
「イニシアチブ」は握るもの?とるもの?

(画像=『FUNDO』より 引用)
「イニシアチブ」の表現としては「イニシアチブを握る」「イニシアチブをとる」などがあります。
しかし、どちらが正しいのでしょうか?
「イニシアチブを握る」が与える印象
「イニシアチブ」を「イニシアチブを握る」と表現した場合、特定の相手から主導権を握ったことを意味します。
つまり、相手よりも有利・優勢な状況を指す表現となります。
スポーツ情報などでは、勝ち越している際にも「イニシアチブを握っている」と表現されることがあります。
「イニシアチブをとる」のイメージ
「イニシアチブをとる」という用い方は、リードすることや先導している状況に対して使用されます。
進んで何かを行うということで、主導権を握っているような強権的なイメージは抱かれにくいです。