ペルーで最も古い教会と、コランで楽しむ夕日

食後は腹ごなしを兼ねて、海岸エリアまで足を延ばしてみましょう。ピウラ市内からバスで1時間ほど西へ進むと、漁業が盛んな港町「Paita(パイタ)」に着きます。そのパイタからタクシーで15分ほどのところにあるのが、「Colán(コラン)」という小さな町。ここにはペルー最古といわれる「Iglesia San Lucas de Colán(コランの聖ルカ教会)」があるんです。

【ペルー】歴史とショッピング!ビーチリゾートも楽しめる常夏の街ピウラへ
(画像=『たびこふれ』より引用)

チムー帝国ゆかりの遺跡の上に建てられたというコランの聖ルカ教会。1535年(1536年という説もあり)にスペイン人宣教師によって建てられたペルー初の教会です。南太平洋岸で最も古いカトリック教会のひとつとして、1983年1月に国の歴史的建造物に指定されました。かつては2つの塔があったそうですが、1940年の地震で倒壊。現在は木製の塔が1基だけ復元されています。

【ペルー】歴史とショッピング!ビーチリゾートも楽しめる常夏の街ピウラへ
(画像=『たびこふれ』より引用)

黄金の祭壇と木製の柱が美しいコランの聖ルカ教会。継続的な改修工事のおかげで、とてもいい状態に保たれています。古いだけの教会ならペルー各地にたくさんありますが、中には経年劣化による倒壊の恐れから立ち入り禁止になり、放置されたままのものも少なくありません。コランの聖ルカ教会が今もなお現役で使用され、人々の信仰を集めているというのはある意味凄いことですね。

【ペルー】歴史とショッピング!ビーチリゾートも楽しめる常夏の街ピウラへ
(画像=『たびこふれ』より引用)

陽も傾いてきましたが、せっかくなので海辺にも出かけてみましょう。「La Esmeralda(ラ・エスメラルダ/エメラルドの意)」と呼ばれるコランのビーチには、リゾートホテルやレストランがたくさん並んでいます。

【ペルー】歴史とショッピング!ビーチリゾートも楽しめる常夏の街ピウラへ
(画像=『たびこふれ』より引用)

ペルーのビーチといえば、ピウラ州沿岸部の北限に位置するマンコラやトゥンベス州のプンタ・サルが有名ですが、ビーチの美しさではコランも負けてはいません。きれいな砂浜が延々と続くコランの海は穏やかで、家族連れにもオススメです。

【ペルー】歴史とショッピング!ビーチリゾートも楽しめる常夏の街ピウラへ
(画像=『たびこふれ』より引用)

太平洋に沈む真っ赤な夕陽。この風景を眺めるだけでも、コランまで足を運んだ価値があるというものですね。

ピウラで過ごす盛りだくさんの一日、思いっきり楽しんでください!

Catacaos/カタカオス

ピウラ市内から南へ約10km、タクシーまたはコレクティーボ(乗り合いタクシー)で20~25分

Picantería La Santitos/ピカンテリア・ラ・サンティートス

  • 住所:Calle Libertad 1001, Piura
  • 電話:(073)309-475

Colán/コラン

ピウラ市内、Av. Sánchez Cerro(サンチェス・セロ通り)からパイタ行きのバスが運行。
パイタからコランまで、タクシーで15分ほど。

文・写真・原田慶子/提供元・たびこふれ

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