製造当時の時代背景が想起される特徴的なデザイン、職人が手間をかけて手作りをしていた時代ならではの温かみとクオリティ、そして経年変化による唯一無二の味わいなど、アンティークウオッチには、ならではと言える魅力が多くある。

しかし一方で、古いものだけに故障のリスクや扱いの難しさ、そしてスペック面で現行品に劣ることも多いなど、マイナスな面もゼロではない。またアンティークは高額というイメージをもっている人も少なくないだろう。
KUOE(クオ)は、こうした様々な魅力をもつアンティークウオッチを気軽に楽しんでもらいたいという思いから、2020年に京都で立ち上げられたジャパンメイドの腕時計ベンチャーブランドだ。

【いまの時代珍しい35mm径の小顔ウオッチ!】本物のアンティーク時計と見紛うクオリティを追求したKUOE(クオ)の最新作
(画像=画像をクリックして拡大、『Watch LIFE NEWS』より引用)

古典的な意匠を踏襲し、アンティークウオッチさながらの雰囲気を醸し出すクオのコレクションのひとつ、ロイヤルスミス 90-008(8万5900円)

古典的なクラシックウオッチを手ごろな価格で提供する同ブランドの最新作となるのが、“オールドスミス 90-007”である。

【いまの時代珍しい35mm径の小顔ウオッチ!】本物のアンティーク時計と見紛うクオリティを追求したKUOE(クオ)の最新作
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■SS(35mm径)。5気圧防水。自動巻き(Cal.MOYOTA 82S5)。各4万1800円

1930年代に存在したクラシックなスモールセコンドモデルをモチーフにした本作は、随所にこだわりのディテールが盛り込まれ、本物のアンティークウオッチさながらの雰囲気が追求されている。上品なリーフ針はこの価格帯では珍しく先端をカーブさせているほか、山形フォルムの立体的な造形を採用。優れた視認性と高級感を引き出している。またブレゲ風のインデックスは本作のために新たにデザインされたものだという。加えてスモールセコンドも凝っており、同心円状の装飾のうえに、緻密なレイルウエイスケールをプリント。針やインデックスなどに用いられたゴールドカラーも経年変化のような味わい深い色調に仕上げられている。
目の肥えた時計好きからも高い評価を得るに違いないクオリティを備えた1本と言える。

【いまの時代珍しい35mm径の小顔ウオッチ!】本物のアンティーク時計と見紛うクオリティを追求したKUOE(クオ)の最新作
(画像=画像をクリックして拡大、『Watch LIFE NEWS』より引用)

【問い合わせ先】クオ グローバル info@kuoe-jp.com

【いまの時代珍しい35mm径の小顔ウオッチ!】本物のアンティーク時計と見紛うクオリティを追求したKUOE(クオ)の最新作
(画像=リーフタイプを採用した針の先端を、わずかにカーブさせており、視認性を高めている。またこんもりと膨らんだドーム形風防もアンティーク感を醸し出している、『Watch LIFE NEWS』より引用)
【いまの時代珍しい35mm径の小顔ウオッチ!】本物のアンティーク時計と見紛うクオリティを追求したKUOE(クオ)の最新作
(画像=インデックスのアラビア数字は、往年のモデルの雰囲気を演出するため、新たにデザインしたブレゲ風を採用。これに加え、金属製の植字インデックスを組み合わせて視認性が高められた、『Watch LIFE NEWS』より引用)
【いまの時代珍しい35mm径の小顔ウオッチ!】本物のアンティーク時計と見紛うクオリティを追求したKUOE(クオ)の最新作
(画像=スモールセコンド仕様の機械式ムーヴメントであるMIYOTA製のCal.82S5を搭載する。スモールセコンドを6時位置に配置するため、リューズは4時方向となった、『Watch LIFE NEWS』より引用)
【いまの時代珍しい35mm径の小顔ウオッチ!】本物のアンティーク時計と見紛うクオリティを追求したKUOE(クオ)の最新作
(画像=クオのコレクションでは初となるコードバンレザーの時計ベルト。コードバン独特の光沢に加え、なめらかでしっとりとした質感で、高級感を演出するとともに装着感も高い、『Watch LIFE NEWS』より引用)

【問い合わせ先】クオ グローバル info@kuoe-jp.com

文◎堀内大輔(編集部)/写真◎水橋崇行

提供元・Watch LIFE NEWS

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