「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったもので、ときに現実世界でも、われわれが想像し得なかった事件や事故が起こることがある。

今回は、火が使われる場所で起きた信じられない出来事を3つ紹介する。

火葬場で大惨事発生!

九州のとある火葬場では、事件が起こった日もご遺体の火葬がしめやかに行われていた。

炉に火を入れて15分たった頃、職員がご遺体の状況を確認するために焼き場の小窓を開けたところ、なんと遺体が破裂!肉片が職員の頬をかすめたのだ。

その勢いはすさまじく、職員はあまりの痛さと衝撃で座り込んでしまったほど。あと数センチ肉片がずれていたら、確実に失明していただろう。「もしも…」のことを考えると、職員はしばらく冷や汗が止まらなかったそうだ。

爆発の原因は、心臓に疾患のある人が体内に埋め込む「ペースメーカー」にあった。これが入った遺体は、火葬中に爆音をあげて爆発するそうだ。

その威力はすさまじく、肉片や小骨が驚くべき速さで飛び散り、炉の小窓の強化ガラスがひび割れてしまうほどだとか。

ペースメーカーが入っている遺体には何らかの印を付けて、担当職員が判別しやすいようにしている。しかしこの日は、何らかの手違いで遺体に印が付いていなかったため、あわや大惨事となる事件が勃発してしまったのだ。