
アダストリアは、「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」の新業態として、「スマイルシードストア(Smile Seed Store)」を立ち上げる。3月15日にウェブストア「ドットエスティ(.st)」で販売を開始し、17日に「イーアス高尾」、24日に「イオンモール船橋」にリアル店舗を出店する。
「スマイルシードストア」は、デイリーニーズに特化したブランドで、ウィメンズ、メンズ、キッズを中心に、ベーシックでシンプルなデザインのウェアで構成されている。インナーウェアやルームウェアも充実しており、さらにアクセサリーも取り揃えている。カップ付きのインナーウェアシリーズは素材の良さを感じさせる。
アダストリアは、「ニコアンド(niko and ...)」や「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」といったブランドを展開しているが、オフシーンやベーシックで着用するアパレルラインはこれまで参入してこなかったマーケットだ。執行役員グローバルワーク営業本部長の太田訓氏は、「オフでも着られる商品が支持されている。アダストリアはお客さまの人生に長く寄り添うことを目指しているが、日常着が求められているのであれば今後もそこは拡充していく」と語り、新しい事業を始めた経緯について説明する。
価格帯は、シャツが1,790円から、スウェットは1,980円から、アンダーウェアは660円からで、素材や縫製にこだわったアイテムがラインアップされている。「コロナ禍を経て、お客さまの価値観が一気に変わった。アパレルはリーズナブルが当たり前になる一方、ただ安いだけでは買っていただけず、商品に納得しないと購入には至らない」とし、価格だけではなくアダストリアが持つ商品開発力が「スマイルシードストア」の付加価値だと話す。
ベーシックウェアは「ユニクロ(UNIQLO)」や「無印良品」などが先行しているが、マスマーケットでのシェアをどこまで拡大していけるか注目したい。

文・セブツー編集部/提供元・SEVENTIE TWO
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