金明輝コーチ 写真:Getty Images

 FC町田ゼルビアの金明輝ヘッドコーチがサガン鳥栖監督時代のパワーハラスメント行為につづき、新たな問題を引き起こしたかもしれない。同コーチは今月19日の明治安田生命J2リーグ第5節・モンテディオ山形戦でベンチ入り。他のコーチングスタッフとともに審判に激昂するシーンが捉えられている。

 事の発端は59分のファウルシーンだった。FC町田ゼルビア所属MF平河悠がドリブルで持ち上がっていたところ、センターサークル付近で後方からDF野田裕喜のスライディングタックルを受けて転倒。主審はFC町田ゼルビアにフリーキックを与えるとともに、野田裕喜にイエローカードを提示した。

 しかしFC町田ゼルビアのベンチはレッドカードを提示しなかった主審の判定に激昂。金明輝ヘッドコーチと思われる人物が「おい、お前!」、「覚えとけよお前!」と審判に向かって発言。DAZN中継の集音マイクに拾われているほか、解説者は「ちょっと良くない言葉が聞こえてきますね」と恫喝とも解釈できるFC町田ゼルビアベンチの抗議に言及している。

 この金明輝などFC町田ゼルビアのコーチングスタッフによる抗議には、「町田ベンチ怖い…」、「言葉遣いがひどい」、「ヤクザがいるみたい」、「審判をリスペクトしないと…」といった批判が沸き起こっている。

 なおFC町田ゼルビアは、モンテディオ山形戦で3-0と勝利。黒田剛体制のもと、J2リーグ5試合で4勝1分と開幕ダッシュに成功している。