偏光サングラスのカラーバリエーション4種類
各釣り具メーカーからは魚種やフィールドに合わせて、さまざまなカラーのものが発売されているが、そのカラーリングは大まかに分けると4種類となる。
それぞれにどのようなときに向いているのかを見ていこう。
グレー系
今回紹介するカラーのなかでは、もっともオールマイティに使用できるのがグレー系。感覚としては裸眼に近い見え方で、眩しさを強めにカットしてくれて、見え方の補正は少なめ。海のルアーシーンや磯釣りでよく利用されている。
オレンジ・ブラウン系
ものの輪郭を、よりハッキリさせる特徴を持つのがオレンジやブラウン系。その分、見える色合いは若干裸眼と異なる。水面が穏やかな湖や池の浅場にあるウィードなどが見やすいため、バスフィッシングでよく利用されている。
イエロー系
今回紹介するなかでやや異端なのがこのイエロー系。なんとサングラスなのに周囲が明るく見えるため、夕マヅメや夜釣りで使用する愛好家が急増中だ。常夜灯の反射などもカットしてくれるため、メバリングやアジングなどに最適といえる。
グリーン系
明るさにはそれほど変化がないものの、反射を効率よくカットしてくれるのがグリーン系。曇天や薄暗い場所でもよく見えるため、渓流釣りに最適といえる。筆者が渓流釣りで愛用しているのもこのグリーン系だ。
実際に使用してみた感想
では、実際に渓流釣りに使用するとどのような感じになるのか、筆者が感じたメリットをレポートするので参考にしてほしい。
集中力の保持
なんといっても目が疲れにくい。不快なギラつきがほぼ消えてくれるため、釣り中に「反射光が眩しい」と思うことがほぼないのだ。木陰に入っても視界はクリアなままでいちいち外す手間もないので、釣りに集中しやすくなった。
川のなかを歩きやすい
流れや底の形状、水深が的確に把握できるため、目測を見誤るということがなくなった。そのため、遡行中に転倒する回数も減り、よりアグレッシブにポイントを攻め歩けるようになったと感じる。
ヒット率大幅アップ
これが一番大きいのだが、流れのラインやヨレ、水深が的確に把握できるので、実に仕掛けが流しやすくなった。その結果、根掛かりが減少して、だだっ広いポイントや狭いポイントでも釣果に恵まれるようになったのだ。
安全快適な渓流ライフを
偏光サングラスはたしかに安い買いものではないが、導入した際のメリットはそれを補って余りあるものがある。ある程度の道具が揃ってきたら、よりハイグレードな偏光サングラスの導入を検討してみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>
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