大田尾漁港(熊本県宇城市)で、セイゴ(スズキの若魚)の釣果が上向いてきた。まだ数は少ないものの、日増しに状況はよくなっている。2月26日に釣行した時の様子をリポートする。
●熊本県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
セイゴの釣期
大田尾漁港のセイゴは真冬を除けば、おおむね一年を通して釣れる。アオ虫などをエサにした電気ウキ仕掛けで狙うのが一般的な釣り方だ。
港内の外灯下
この日は午後8時過ぎに現着。北寄りの風が吹き、かなり寒いうえ、実績のある外波止は波しぶきをかぶっている。ここは安全第一。港内の外灯下に向かった。
仕掛けをセット
釣り座を構えると、すぐに仕掛けをセット。ウキは遠近自在に探れるLFスマート、ハリは細身で刺さりがいい速チヌをチョイスした。
エサは2種類
エサはアオ虫とビワコエビを用意。アオ虫は切らずに1匹掛けにし、エビはチョン掛け。まずはアオ虫をエサに、20mほど先に仕掛けを投入。リールをゆっくり巻きながら誘ってみた。
手前でアラカブ
いつもなら2~3投目にアタリが出るが、全く反応がない。そこでエサをビワコエビに変更し、手前を探ると15cmほどのアラカブがヒット。「エビが正解か……」。同じ要領でアラカブが連打。小型はリリースし、20cmほどの良型だけをクーラーに収めていった。
35cm頭にセイゴ連打
サオ出しから30分経っても本命は不発。再びエサをアオ虫に替え、やや遠投。今度はリールを巻いたり止めたりするストップ&ゴーを試した。この作戦が的中したのか、ようやく電気ウキが横走り。間髪を入れずにアワセを入れると、サオにのった。小気味よい引きを味わいながら、釣り上げたのは35cmほどのセイゴだった。
この日のヒットパターンを掴み、同型のセイゴが2連続。さらに20cm前後のメバルも交じり、勢い付くかに思えた。しかし、寒さが増してくるとアタリは途絶え、午後11時過ぎに納竿した。
今後の展望
当日、本命は3尾にとどまったが、久しぶりのセイゴの引きを楽しめた。今後は気温の上昇とともに数が望める。
<松田正記/TSURINEWSライター>
大田尾漁港