アサヒ飲料は「ワンダ」ブランドで缶コーヒーヘビーユーザーとの接点強化を図るべくCMキャラクターにムロツヨシさんを起用したほか、ブランド初の取り組みとしてLINEを活用したポイントプログラム「WONDAメンバーズクラブ」を7日開始した。

 取材に応じた岩城紀行マーケティング本部マーケティング一部コーヒーグループリーダーは「今年は自販機のヘビーユーザーをしっかりつなぎとめることが先決だと考えた。ヘビーユーザーに対して色々な商品やプロモーションを展開していく」と語る。

 新CM「モーニングショット・ダイバーシティ」編では、休憩所の自販機で購入した「ワンダ」を片手にする一幕や楽しそうにしている様子を描き新キャッチコピー「Have a ワンダフルデー!」を表現している。

 「『ワンダ』は前向きなイメージが競合ブランドよりも少し高く出ており、“1日の快適なON”をもう少し広く捉えてブランドの原点に戻り“前向きな気持ちで充実した一日をつくる”の新メッセージを伝えていく」考えだ。

「ワンダ」缶コーヒーヘビー層との接点強化 CMにムロツヨシさん起用 月ごとに応募可能な賞品が変わるブランド初の販促も展開
(画像=「WONDAメンバーズクラブ」,『食品新聞』より 引用)

 「WONDAメンバーズクラブ」は、自販機と手売りでヘビーユーザーをつなぎとめる施策として展開。「アサヒ飲料はLINEのお友達の数が物凄く多く、それを活用した」とし、キャンペーンに留まらず様々なコミュニケーションも行っていく。  専用ページか商品の二次元コードで「WONDAメンバーズクラブ」の会員登録ができる。登録後、対象商品についている二次元コードを読み取ることでポイントが加算され、ためたポイントで賞品が抽選で当たるキャンペーンに参加することが可能となる。 

 対象商品は「モーニングショット」や「金の微糖」などの定番商品と自販機で売られる「レジェンドコレクション」シリーズ。

 定番商品では、印字された二次元コード1回の読み取りで1ポイントたまるのに対し、「レジェンドコレクション」シリーズでは、二次元コードが印字されたシールから1回の読み取りで2ポイントたまるようになっている。

 月ごとに応募可能な賞品が変わるのが特徴で、4月11日開始の応募可能賞品としては 「AINEX スマートトースターグリル」「マクセル EMS運動器 ACTIVEPADもてケア」「LINEポイント(200ポイント)」を用意している。  

提供元・食品新聞

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