実釣
ポイントとなるのは、水深200~500mの大陸棚といわれるエリア。こんな水深なので、底を取るなんてことはしない。PEラインの色やカウンターで、何mラインが出たかを確認する。ここで重要なのが、先述したラインの角度だ。
例えば船長の指示ダナが80m。風がそこそこ吹いていて、ラインの角度が60度ぐらいであれば、だいたい110mほどラインを放出してからシャクり始める。45度であれば130mぐらい。これが三平方の定理で正確な数値を出せるが、そこまでシビアにしなくてもいい。ラインの角度を見て、よく流れているようなら少し多めに、流れが緩いようなら指示ダナプラスαぐらいの感覚でいい。
![敷居が高そうだけど【実は入門しやすいトンボ(ビンチョウマグロ)ジギング】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2023/03/202300303cb0207.jpg)
アクションは青物のように、ハイスピードでジャカジャカとシャクる必要はない。ゆったりとしたワンピッチやゆっくり大きくシャクった後にフォールを入れる……など。こちらもジグのカラーと同じで、特定のアクションにヒットが偏るということはほとんどない。
![敷居が高そうだけど【実は入門しやすいトンボ(ビンチョウマグロ)ジギング】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2023/03/202300303cb0208.jpg)
ゴツンとバイトがあったら、2~3回強めに短くアワセを入れてファイト開始。ビンチョウはキハダやメバチなどに比べて、あまり走らない。おとなしいといった方がいいかもしれない。同じ重量ならブリの方がよほど手こずるだろう。浮いてきたら船長がタモですくうか、ギャフを打ってくれる。あとは船長がエラワタを抜いてくれて、氷室に入れてくれる。
大きめのクーラーを忘れずに
今年のビンチョウは脂の乗りが良い。特に腹身の部分はまさにビントロ。1匹釣れば、心ゆくまでマグロ尽くしを堪能できるだろう。
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釣行の際は少し大きめのクーラーを持参してほしい。「大きなクーラーを持っていくとロクなことがない」というジンクスは分かるが、ことトンジギに関してはあまり気にせず、大きめのクーラー(60L以上)がお勧めだ。
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<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>